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メモリーの使いかた

RealServerでは、マルチスレッド方式の CPU 共有モデルが使われています。複数のスレッドがスレッド自体の環境とメタデータ情報とを互いに共有しているため、スレッドが変化していくときの処理状態の推移を追いかける必要がありません。マルチスレッド方式はクライアント/サーバー環境に特に向いています。クライアントがサーバーに接続しようとすると、システム マネージャーがそのクライアントの管理用に新たにスレッドを 1 本作成します。一方、別のスレッドはほかにクライアント接続がないかどうか監視を続けます。

経験則から導いたおおよその数値ですが、ストリーミング メディアを扱う場合は一般に 1Kbps (キロビット/秒) あたり 12 KB の RAM (random-access memory) を割り当てます。RealServer は、複数のプロセッサー (CPU) を搭載したシステムで動かしたとき最も高い性能が発揮されます。その理由は、マルチプロセッサー システムでは 1 つのプロセスを複数のプロセッサーに分散し、その個々のスレッドを別々のプロセッサー上で同時に処理することができるからです。その処理を司るのがスケジューラーです。

RealServer の Ad Serving 拡張機能を使うことにした場合や、SMIL (Synchronized Multimedia Integration Language、同期式マルチメディア統合言語) メディア ファイルを大量に作るような場合も、マルチプロセッサー システムを選んだほうが賢明でしょう。

コンピューターにメモリーを追加すれば当然その性能は向上します。特にストリーミング メディアを扱う場合は、ネットワーク トラフィックが最大値に達したときでも適応できるように、これまで必要と考えていたよりも多くメモリーを取り付けてください。CPU に必要なすべての情報に割くことのできる RAM の量が足りないと、コンピューターは仮想記憶ファイルを 1 個作成して、増設された RAM として扱う領域をハードディスク上に確保しなければなりません。「スワッピング」(swapping) と呼ばれるこの処理が実行されるとシステムの処理速度が低下します。

メモリーとプロセッサーとでは性能に与える影響が若干異なります。メモリーを増設すると、任意の時点で RealServer で処理できる情報量が増えますが、プロセッサーをいくつか増やすと、RealServer での情報の処理速度が向上します。したがって、処理能力を増強したシステムにメモリーを増設すれば、プロセッサーの性能は最も望ましい域にまで達します。

次の表には、RealServer を実際に運用するときの標準的なメモリー容量を示しました。提供する帯域幅の概算値を使用し、最もよく使われているプラットフォームでのメモリー容量の推奨値を算出しました。表中のシステム構成は実際の使用環境を想定したものですが、当然個々の使用環境での値は異なるので注意してください。

RealServer を動かすコンピューターの推奨構成
提供するストリーム数の概算値 提供する帯域幅の概算値 Linux Windows NT 4.0 Solaris 2.6 Solaris 2.7
45 10 MB Pentium II 350、512 MB RAM Pentium III 500、512 MB RAM Ultra 10、512 MB RAM Ultra 10、512 MB RAM
134 30 MB Pentium III 750、768 MB RAM Pentium III 750、768 MB Ultra 30、768 MB RAM Ultra 30、768 MB RAM
267 60 MB Dual Pentium III 750、1024 MB RAM Dual Pentium III 750、1024 MB RAM Ultra 60、1024 MB RAM Ultra 60、1024 MB RAM
445 100 MB Dual Pentium III 750、1024 MB RAM Quad Pentium III 750、2048 MB RAM E250、2048 MB RAM E250、2048 MB RAM


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2001 年 6 月 15 日 16 時 45 分 02 秒 改訂
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