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第 12 章 : RealMedia ファイルの編集

RealMedia Editor を使用して、RealAudio クリップおよび RealVideo クリップを編集することができます。たとえば、クリップの開始部分または終了部分を除外してクリップを短くすることができます。タイトル、制作者、その他のクリップ情報の変更も可能です。イメージ マップやインタラクティブなイベントを RealMedia ファイルにマージすることもできます。Windows と Linux のコマンド ライン エディタ、および Windows のグラフィカル エディタが使用可能です。

グラフィカル エディタの使用

RealMedia Editor は、RealProducer のメイン インストール ディレクトリの RealMediaEditor ディレクトリに自動的にインストールされます。Windows の場合は、グラフィカル エディタ プログラム rmedtgui を使用することができます。このグラフィカル エディタを開くには、RealProducer 上で [File (ファイル)]>[Edit RealMedia File (RealMedia ファイルの編集)] の順に選択します。ウィンドウ上部のメニュー項目から、次のような、エディタのさまざまな機能にアクセスできます。

そのほか、エディタには、次のような機能分野があります。

RealMedia クリップを開く

RealMedia クリップを開いて、再生、移動、および編集を行うことが可能です。

クリップを開くには

  1. メイン ウィンドウで、[File (ファイル)]>[Open RealMedia File (RealMedia File ファイルを開く)] の順に選択します。
  2. RealMedia ファイル (拡張子が .ra.rv.rm または .rmvb のファイル) が保存されているディレクトリに移動し、ファイルを選択します。ファイル サイズが 2 ギガバイト未満の場合に、RealMedia クリップを編集することができます。
  3. [Open (開く)] をクリックして、メイン ウィンドウにクリップを表示します。RealVideo クリップの場合は、最初のフレームがビューアに表示されます。
  4. ヒント : クリップを RealMedia Editor のメイン ウィンドウにドラッグして、クリップをただちに開くこともできます。

クリップ内を移動する

RealMedia Editor には、編集ポイントを検索するためにクリップ内を移動する複数の方法があります。タイムラインのスライダ、[Play(再生)] ボタンと [Stop (停止)] ボタン、編集ポイント、キー フレームなどを使用することができます。

タイムラインの使用

タイムラインは、クリップの中を移動する最も簡単な方法です。赤い線は、クリップ内での現在の位置を示しています。ラインを移動する場合は、ラインを新しい位置にドラッグするか、マウスのボタンで移動したいタイムラインのポイントをクリックします。この操作により、移動先ポイントのビデオ フレームが表示されます。

ボタンの使用

クリップで特定の部分を検索する場合、移動用のボタンを使用することもできます。[Play (再生)] ボタンをクリックして、再生を開始します。クリップ内で検索対象のポイントに到達したときに、[Stop (停止)] をクリックします。

ビデオ クリップのキー フレームの使用

キー フレームは、ピクセル単位でエンコードされるビデオ フレームです。RealVideo クリップは、複数のキー フレームから構成されています。キー フレーム間のフレームはキー フレームに基づいており、ビデオ クリップには少なくとも 1 つのキー フレームを含める必要があります。キー フレームを使用して移動を実行すると、新しいシーンの開始位置といった、クリップのメイン セクションにジャンプすることができます。クリップ内の次のキー フレームに進むには、>> のボタンをクリックします。<< をクリックすると、前のキー フレームに戻ります。

オーディオ クリップの編集ポイントの使用

編集ポイントとは、クリップの編集が可能なポイントのことです。この編集ポイントは、クリップの分割単位にすることができる、オーディオ データの最小ブロックによって指定されています。ビデオのみのクリップの場合、編集ポイントが存在しないため、クリップを任意のポイントで編集することができます。クリップ内の次の編集ポイントに進むには、> のボタンをクリックします。< のボタンをクリックすると、クリップ内の前の編集ポイントに戻ります。

RealMedia Editor による編集

このセクションでは、RealMedia Editor を使用して RealMedia クリップを編集する方法について説明します。クリップの開始部分や終了部分を編集する方法、クリップ情報を変更する方法、イメージ マップやインタラクティブなイベントをクリップにマージする方法、現在のクリップに別のクリップを結合する方法などについて解説します。

クリップの開始部分や終了部分の編集

RealMedia Editor を使用して、クリップの開始部分または終了部分を除外することができます。このセクションでは、編集用ポイントのマーク方法とクリップを編集する際のヒントについて説明します。

クリップの開始部分または終了部分を編集するには

  1. クリップを開き、クリップの新しい開始位置となるポイントに移動します。
  2. [In (開始)] ボタンをクリックします。タイムライン上で、このセクションの開始ポイントに角かっこ ([) が表示されます。タイムライン上のそれ以降の部分は濃い灰色で表示されます。
  3. ヒント : [In (開始)] フィールド内で現在の時間を変更して、クリップの開始ポイントを変更することもできます。

  4. 新しいクリップの終了位置となるポイントに移動します。
  5. [Out (終了)] ボタンをクリックします。タイムライン上で、このセクションの終了ポイントに角かっこ (]) が表示されます。タイムライン上で 2 つの角かっこにはさまれた部分が、濃い灰色で表示されます。クリップの新しい終了時間も表示されます。
  6. 備考 : [Out (終了)] フィールド内で現在の時間を変更して、クリップの終了ポイントを変更することもできます。

  7. [Play Selection (セクションの再生)] をクリックして、マークされたクリップのセクションを再生し、選択が適切であったかどうかを確認します。
  8. 備考 : クリップの再生が停止するまで、開始および終了のマークは変更できません。

  9. 新しいクリップが希望どおりであった場合は、[File (ファイル)]>[Save RealMedia File As (RealMedia ファイルを名前を付けて保存)] の順に選択し、編集したクリップに新しい名前を指定します。

編集のヒント

クリップの編集に役立つヒントを次に示します。

クリップ情報の変更

クリップ情報によってクリップに関する情報を提供することで、視聴者はクリップをより簡単に特定できるようになります。RealMedia Editor を使用して、ファイルに添付されたクリップ情報を変更したり、クリップ情報が存在しない場合は新たに作成を行うことができます。

クリップ情報を変更するには

  1. RealMedia ファイルを開きます。
  2. [Clip Info (クリップ情報)] で、クリップに関する次のような情報を新たに指定します。

    Title このフィールドには、クリップまたはブロードキャストのタイトルを入力します。これは RealPlayer のインターフェースに表示されるため、短いタイトルにしてください。
    Author このフィールドには、クリップを作成したユーザまたは組織の名前を入力します。
    Copyright このフィールドには、たとえば「(c) 2004 ABC Corporation」といったように、著作権を示す文字列を入力します。
    Keywords このフィールドには、オーディオやビデオのサーチ エンジンがクリップの分類時に使用するキーワードを入力します。視聴者がクリップを検索するときに役立つようなキーワードを複数入力します。各キーワードはスペースで区切ります。固有名詞以外は小文字を使用します。「video」、「music」といった、一般的すぎる語句は避けます。
    Description このフィールドには、視聴者がクリップの詳細情報を確認する場合に表示される説明を入力します。このフィールドを使用して詳細な説明が可能であるため、クリップに長いタイトルを付ける必要はありません。
  3. レーティング情報を入力する場合は、[Clip Info (クリップ情報)] ボタンをクリックします。ダイアログで、直前に説明したクリップ情報を入力することができます。 また、次のようなレーティングを設定することが可能です。
  4. [OK (了解)] をクリックし、メイン ウィンドウに戻ります。
  5. 新しいクリップを保存するには、[File (ファイル)]>[Save RealMedia File As (RealMedia ファイルを名前を付けて保存)] の順に選択し、クリップを新しい名前で保存します。

イメージ マップとイベントのマージ

イメージ マップは、RealVideo クリップ内にクリッカブル フィールドを作成するテキスト ファイルです。イメージ マップでは、視聴者のクリックにより、視聴者のブラウザに Web サイトが表示されるといった、特定のアクションが発生します。イベントはイメージ マップに類似していますが、イベントの場合、アクションが視聴者の操作なしで自動的に発生する点が異なります。RealMedia Editor を使用して、これらのファイルを RealMedia クリップにマージすることができます。

詳細情報 : イメージやイベント ファイルの作成方法については、第 13 章を参照してください。

イメージやイベント ファイルを RealMedia クリップにマージするには

  1. RealMedia クリップを開きます。
  2. [Tool (ツール)]>[Merge Image Maps (イメージ マップのマージ)]、または、[Tool (ツール)]>[Merge Events (イベントのマージ)] の順に選択します。ファイルのダイアログが表示されます。
  3. マージするイメージ マップまたはイベント ファイルを指定して、[Open (開く)] をクリックします。RealMedia Editor は、ファイル情報をクリップにマージし、新たに名前の付けられていないクリップを作成して元のクリップを閉じます。
  4. 新しいクリップを保存するには、[File (ファイル)]>[Save RealMedia File As (RealMedia ファイルを名前を付けて保存)] の順に選択し、クリップを新しい名前で保存します。

クリップの結合

RealMedia Editor を使用して、RealMedia クリップをほかの RealMedia クリップに結合することができます。結合が可能なのは、それぞれのファイルのストリーム数およびタイプが同一である場合に限られます。そのため、この機能は、すべてのソース ファイルが RealProducerで同一の設定を使用してエンコードされている場合に最も効力を発揮します。

備考 : 結合されたクリップの合計サイズは、エディタのファイル サイズの上限である 2 ギガバイトを超過することはできません。

クリップにほかのクリップを結合するには

  1. 1 つ目の RealMedia クリップを開きます。
  2. [File (ファイル)]>[Append RealMedia File (RealMedia ファイルの結合)] の順に選択します。
  3. 結合するクリップを指定して、[Open (開く)] をクリックします。RealMedia Editor は、指定されたファイルを開かれているクリップに結合します。この処理は、2 つ目のクリップのサイズによっては時間を要する場合があります。
  4. 結合処理が完了した時点で、結合されたファイルを編集し、新しいクリップとして保存することが可能になります。RealMedia Editor は、元のクリップを閉じます。

高度な編集機能の使用

RealMedia Editor には、編集処理に役立つ高度な機能があります。クリップ内のすべてのストリームに関する情報を表示することができます。また、RealMedia Editor がクリップのプレビューを実行する際の速度を指定することも可能です。

ストリーム情報の表示

RealMedia クリップには、いくつかのストリームが含まれています。シングル レートの VBR ファイルの場合は、含まれるストリームは 1 つのみです。 一方、SureStream の CBR ファイルの場合は、対象となるオーディエンス数に応じて複数のストリームを含むことができます。RealMedia Editor によって、エンコード済みの各ストリームに関する情報を確認することができます。ただし、ファイル内にレコーディング情報が存在しない場合は、対応するフィールドは空白になります。

ストリーム情報を表示するには

  1. RealMedia ファイルを開きます。
  2. [Tool (ツール)]>[Stream Info (ストリーム情報)] の順に選択します。ダイアログが表示され、次の情報を確認することができます。
  3. そのほか、このダイアログでは、クリップ内の各ストリームに関する次のような情報も確認することができます。

  4. [Close (閉じる)] をクリックし、メイン ウィンドウに戻ります。

エディタの環境設定の変更

RealMedia Editor を使用して、開いたクリップのプレビュー方法を変更することができます。クリップをすばやく表示したり、正確に表示することができます。正確に表示する設定にした場合、サイズの大きいクリップの表示には時間がかかります。

RealProducer の環境設定を変更するには

  1. [Tool (ツール)]>[Preferences (環境設定)] の順に選択して環境設定のダイアログを開きます。
  2. クリップを開く方法を次の中から選択します。
  3. [OK (了解)] をクリックし、メイン ウィンドウに戻ります。

コマンド ライン エディタの実行

RealMediaEditor ディレクトリの実行可能プログラム rmeditor は、Windows または Linux のコマンド ラインから RealMedia Editor を実行します。このプログラムには、次のような 3 つの主要な機能があります。

次の表は、rmeditor のオプションをまとめたものです。 オプション フラグは、長い形式と短い形式の両方を示しています。

RealMedia コマンド ライン エディタのオプション
フラグ (長い形式と短い形式) 機能
-input -i ファイル名.拡張子 入力ファイルのパスを指定します。
-output -o ファイル名.拡張子 出力ファイルのパスを指定します。
-title -t テキスト タイトルのテキストを指定します。
-author -a テキスト 制作者名を指定します。
-copyright -c テキスト 著作権のテキストを指定します。
-comment -C テキスト クリップに関する任意のコメントを設定します。
-startTime -s dd:hh:mm:ss.xyz クリップの開始時間を設定します。
-endTime -e dd:hh:mm:ss.xyz クリップの終了時間を設定します。
-logFile -l ファイル名.log ログ ファイルのパスを指定します。
-dumpFile -d ファイル名.txt ダンプ ファイルのパスを設定します。
-description -q テキスト ファイルの内容を記述します。
-keywords -n テキスト キーワードの一覧を表示します。
-rating -R 0 = レーティングなし
1 = すべて
2 = 年長児
3 = 15 歳未満
4 = 15 歳以上
5 = 成人による監督を推奨
6 = 成人のみ
コンテンツにレーティングを設定します。

RealMedia クリップからの情報の取得

次の構文を使用して、エンコード済みの RealMedia クリップに関する情報が格納された、テキスト形式のダンプ ファイルを作成することができます。

rmeditor -inputFile filename.rm -dumpFile filename.txt

メタデータの編集

次の構文で、クリップ情報の編集方法を示します。

rmeditor {-inputFile filename} {-outputFile filename}
[-t | -title
title] [-a | -author author] [-c | -copyright copyright]
[-q | -description
description] [-n | -keyword keywords] [-r | -rating rating

ファイルの切り取り / 連結

ファイルを切り取ったり、2 つのファイルをまとめて連結する場合には、次の構文を使用します。

rmeditor  {-i | -input | -inputFile input [-s | -startTime dd:hh:mm:ss.xyz] [-e | 
-endTime
dd:hh:mm:ss.xyz] }
[-i | -input | -inputFile input [-s | -startTime dd:hh:mm:ss.xyz] [-e |
-endTime
dd:hh:mm:ss.xyz] ]
...
{-o | -output | -outputFile
filename} [-t | -title title] [-a | -author author]
[-c | -copyright
copyright] [-q | -description description]
[-n | -keyword
keywords]

RealMedia Editor の一般的なコマンド ライン操作

次に、よく使用される操作について例を示します。


RealNetworks, Inc. ©2005 RealNetworks, Inc.
詳細については、RealNetworks の Web サイトを参照してください。
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