この章では、RealProducer のグラフィカル アプリケーションを使用してメディア クリップをエンコードする方法を解説します。ジョブの定義方法、オーディオ入力とビデオ入力の選択方法、エンコーディング オプションの設定方法、エンコーディングに使用するオーディエンスの選択方法について説明します。各オーディエンスの詳細については第 7 章、エンコード処理の開始とモニタの方法については第 8 章でそれぞれ説明されています。
| 詳細情報 : コマンド ライン アプリケーションを用いてクリップをエンコードすることもできます。具体的な方法については第 14 章で解説します。エンコードされたストリームをサーバに送信してブロードキャストを行う方法については、第 11 章を参照してください。 |
クリップまたはブロードキャストをエンコードするたびに、RealProducer はエンコーディング設定を記録したジョブを作成します。RealProducer グラフィカル アプリケーションの一番下の部分はジョブ マネージャで、現在のジョブが表示されており、それらを順番に実行するといったようなジョブに対する操作を行うことができます。
各ジョブを、個別のジョブ ファイルに保存することもできます。ジョブ ファイルとは、手動での編集が可能な XML 形式のテキスト ファイルのことです (付録 B に説明があります)。ジョブ ファイルの保存後、それを再ロードして別のクリップやブロードキャストに同一設定を適用することが可能です。ジョブ ファイルの使用は必須ではありませんが、多くのクリップやブロードキャストをエンコードする場合にジョブ ファイルを使用すると非常に効果的です。
RealProducer は、クリップまたはブロードキャストをエンコードした場合、常にジョブを自動作成します。ユーザは、そのジョブの設定をファイルに保存するかどうかを選択できます。ジョブ ファイルは、実際にストリームのエンコードが実行されていない場合でも作成可能です。これにより、後で使用するためにジョブのプロファイルを定義することができます。ジョブ ファイルの作成、編集、保存の基本的な手順は次のとおりです。
| 新しいジョブを作成するには |
.rpjf が付与されて保存されます。ヒント : ジョブ ファイルには、ジョブの目的を思い出しやすいように、具体的でわかりやすい名前を付けるようにしてください。たとえば、GeneralVideoForDialUpModems.rpjf (ダイヤルアップモデム用一般ビデオ) といった名前を付けます。
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| 備考 : ジョブ ファイルをほかの RealProducer ユーザに送信することにより、保存したジョブを共有することができます。入力と出力が定義されている場合、ほかのユーザがそのジョブを実行するためには、同一のソースおよび宛先へのアクセスが必要です。 |
RealProducer Plus によってジョブ ファイルを保存した後、そのファイルを新しいエンコーディング ジョブのベースとして使用することができます。保存されたジョブ ファイルをロードし、状況に応じてジョブ設定を上書きします。たとえば、あるジョブ ファイルにはユーザが必要とするすべての基本的な設定が含まれており、一方で、特定のクリップに対してビデオ ノイズ除去フィルタを有効にしたいという状況を考えてみます。ここで必要なのは、該当のジョブ ファイルをロードし、グラフィカル アプリケーションでノイズ除去フィルタを有効にし、その後クリップをエンコードするという手順のみです。作業が完了した後は、変更を破棄する、保存する、あるいはそのジョブを新しいジョブ ファイルへ保存するといった任意の処理を行うことができます。
ヒント : RealProducer には、あらかじめ定義された複数のジョブ ファイルがあります。こうしたジョブ ファイルは、RealProducer のメイン ディレクトリ内のサブディレクトリ samples/jobs に格納されています。ユーザ独自のジョブに対して、これらのファイルをテンプレートとして使用することができます。あるいは、グラフィカル ユーザ インターフェースを使用して全く新しいジョブを作成することも可能です。
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| 既存のジョブを開いて変更を行うには |
RealProducer では、使用するオーディエンスなど、多くのデフォルト設定があらかじめ定義されています。[Settings (設定)]>[Default Settings (デフォルト設定)]>[Save Current as Default (デフォルトとして保存)] の順に選択することで、すべてのデフォルト値を現在のジョブで設定されている値に変更できます。これは多数のクリップを同じ設定でエンコードする場合に便利です。ユーザ独自のジョブ設定をデフォルトとして保存することにより、その設定を使用するためにジョブ ファイルを開く必要がなくなります。最初のデフォルト設定を復元する場合は、[Settings (設定)]>[Default Settings (デフォルト設定)]>[Restore Original Default (元のデフォルトに戻す)] の順に選択します。
| 詳細情報 : 「デフォルトのオーディエンスとオプション」セクションで、標準のデフォルト設定で使用されているオーディエンスのオプションとエンコーディング オプションに関する一覧が確認できます。 |
RealProducer Plus は、複数のジョブをバッチ モードで次々に処理しながら実行することができます。複数のクリップを類似した設定でエンコードしたい場合に、バッチ エンコーディングは便利です。なお、RealProducer Basic では複数のジョブ ファイルを同時に開くことはできません。
| ジョブのバッチ エンコーディングを行うには |
| ヒント : 同一の設定で複数のジョブを作成するには、ジョブを開き、メディア ファイルを RealProducer にドラッグ & ドロップします。RealProducer は、開かれたジョブと同一の設定で、それぞれの入力ファイルに対して新しいジョブを作成します。また、ジョブ マネージャでジョブのタイトルを右クリックし、コンテキスト メニューから [Duplicate (複製)] をクリックすることによっても、ジョブを複製することができます。この場合、入力と出力クリップの変更が必要になることもあります。 |
| ヒント : ジョブをバッチ エンコーディングの実行対象から削除する場合は、該当のジョブをジョブ マネージャ内で強調表示し、その後 [Edit (編集)]>[Delete (削除)] の順に選択します。 |
| 詳細情報 : ジョブのエンコーディングとモニタに関する詳細は、第 8 章を参照してください。 |
| ヒント : RealProducer では、異なるタスクを実行する場合に、ジョブのエンコーディングが完了するまで待つ必要はありません。特定のジョブが実行中であっても、ほかのジョブを追加したり、新しいジョブを作成したりできます。 |
RealProducer メイン ウィンドウの一番下に表示されるジョブ マネージャは、現在のセッションで使用されているエンコーディング ジョブを常に監視します。ジョブ マネージャによって、複数のジョブを迅速かつ同時にコントロールすることができます。ジョブ マネージャでは、次の 4 つの情報フィールドがジョブごとに表示されます。
| ヒント : ジョブ マネージャ内でジョブを選択して右クリックすると、RealProducer のコンテキスト メニューが表示されます。このメニューから、エンコーディングの開始、ジョブの保存といった、ジョブに関する基本的な操作が実行できます。 |
メディア入力としては、デジタル化されたファイル、あるいはオーディオ キャプチャ デバイスまたはビデオ キャプチャ デバイスからのデータを使用することができます。出力としては、エンコードされたクリップかサーバへのライブ ブロードキャストのいずれか、またはその両方を指定することができます。ブロードキャストを作成する宛先としてサーバを指定する方法については第 11 章で説明しています。
| 詳細情報 : 利用可能なオーディオおよびビデオの入力形式に関する情報は、「オーディオおよびビデオの入力形式」を参照してください。 |
ハ−ド ディスク、ネットワーク、または CD や DVD などの入力メディア上にある、デジタル化されたメディア ファイルがソース ファイルとなります。ビデオ編集ソフトウェアを所有している場合、それを使用して、ファイルのエンコーディング前に編集や最適化を実行することができます。
| ヒント : 高品質の入力ファイルを作成するヒントに関しては、「オーディオの最適化」および「ビデオ撮影のヒント」を参照してください。 |
| デジタル化されたファイルをエンコーディング入力として使用するには |
| 備考 : RealMedia クリップをエンコードし直すことはできません。たとえば、クリップを異なる視聴者に対してエンコードする場合は、元のデジタル化されたファイルを入力として使用する必要があります。 |
メディア入力のもう 1 つのソースは、コンピュータのオーディオ キャプチャ カードやビデオ キャプチャ カードに送信される、ライブあるいは収録済みのオーディオ / ビデオです。 ユーザはこれらのメディア入力をクリップとしてエンコードしたり、エンコードしたストリームをブロードキャスト用にサーバへ送信することができます。
| オーディオ デバイスからキャプチャを行うには |
| ヒント : 音量が大きすぎる場合は、レコーディングしたサウンドが切り込まれ、歪むおそれがあります。音量が小さすぎる場合は、聞くことが困難になります。オーディオ メーター (「オーディオのモニタ」を参照) を使用して、エンコード中のレベルをモニタしてください。 |
| ビデオ デバイスからキャプチャを行うには |
| ヒント : 可能であれば、YUV12 を使用します。YUV12 は RealVideo コーデックのネイティブな色形式です。YUV12 を使用すると、エンコーディング前に色形式を変換する必要がなくなるため、パフォーマンスが向上します。 |
エンコードされた出力をクリップに保存することができます。後続のセクションで詳細を説明します。あるいは、出力をブロードキャスト用にサーバへ送信することも可能です (第 11 章を参照)。クリップやサーバの出力は、宛先と呼ばれます。エンコードされた入力は複数の宛先に保存することができます。たとえば、ライブ入力をブロードキャスト用にサーバへ送信し、同時にアーカイブの目的でクリップへ書き込むことが可能です。各宛先に送信されるエンコードされたデータは、まったく同一のものです。
| 備考 : RealProducer Plus の出力では、クリップおよびサーバの宛先を任意の数エンコードすることが可能です。RealProducer Basic では、宛先クリップおよび宛先サーバを各ジョブに対してそれぞれ 1 つ定義することができます。 |
| ヒント : コマンド ライン アプリケーションでジョブ ファイルを使用する場合は、複数出力を指定することが可能です。各出力にはそれぞれ異なったエンコード設定を含めることができます。たとえば、1 つの出力はブロードバンド接続用の大きいビデオ クリップで、次の出力はダイヤルアップ接続用の小さいビデオ クリップである、といった場合が考えられます。詳細については、「メディア プロファイル」を参照してください。 |
デフォルトでは RealProducer は、ユーザが入力ファイルを選択すると自動的に出力クリップを定義します。出力クリップの名前には、入力のファイル名をベースに、適切な拡張子が付けられます。たとえば、入力として movie.mpeg を選択すると、RealProducer は movie.rm または movie.rmvb という出力の宛先を定義し (どちらが使用されるかは選択したエンコーディング方法によって異なります)、入力と同じディレクトリにクリップを作成します。
名前や出力の場所などのクリップに関するプロパティを変更する場合は、[Destinations (宛先)] エリアにあるクリップのアイコンをダブルクリックします。または、クリップの名前を強調表示して、[Destinations (宛先)] ウィンドウの下にある鉛筆のアイコンをクリックします。どちらの操作によっても、参照ダイアログ ボックスが表示されます。ボックス内で、クリップを保存するディレクトリに移動します。ファイル名の変更を行う場合は、拡張子を除いた部分のみを入力します。RealProducer は選択したエンコーディング方法に基づいて、適切な拡張子 (CBR クリップの場合は .rm、VBR クリップの場合は .rmvb) を付けます。
| 詳細情報 : RealProducer の環境設定で、クリップが作成されるディレクトリを変更したり、自動的に宛先を定義する機能を無効にしたりすることが可能です。詳細は「ファイルの場所に関する設定変更」を参照してください。 |
エンコードする入力ファイルまたはライブ キャプチャの宛先として、新しい RealAudio クリップ、または RealVideo クリップを作成する手順について、次に説明します。通常、エンコードする必要のある宛先クリップは 1 つだけです。1 つのジョブのすべての宛先は、同一のエンコーディング設定を持っています。したがって、オペレーティング システムで出力クリップを複製することによって、別のクリップを作成することができます。
| クリップを宛先として定義するには |
.rm、VBR クリップの場合は .rmvb) を自動的に付けます。複数のジョブが開かれている場合に宛先クリップを削除するには、ジョブ マネージャ内で宛先を削除したいジョブを選択します。次に、[Destinations (宛先)] ウィンドウ内のクリップ名をクリックして強調表示します。続いて、キーボードの [Delete] キーを押すか、または [Destinations (宛先)] ウィンドウの下にあるゴミ箱のアイコンをクリックします。
RealProducer はクリップまたはブロードキャストに直接クリップ情報をエンコードできます。クリップ情報は、視聴者に対してストリームに関する情報を提供し、また、サーチ エンジンでのクリップの分類に役立ちます。そのため、すべてのジョブでクリップ情報のエンコードを行うことを強くお勧めします。複数のジョブが実行されている場合は、最初にジョブ マネージャ内でクリップ情報のエンコードを行いたいジョブの名前をクリックして選択します。次に、[Setting (設定)]>[Show Clip Information (クリップ情報の表示)] の順に選択するか、または [Clip Information (クリップ情報)] ボタンをクリックします。続いて、次の情報を設定します。
| ヒント : RMEvents ユーティリティ (第 13 章を参照) を使用すると、すでにエンコードされたクリップに対して情報を追加することができます。また、Ram ファイルを使用してクリップ情報を設定することもできます (『ストリーミング メディア入門』を参照)。 |
タイトルは常にクリップ情報に含めることを強く推奨します。タイトルがクリップにエンコードされていない、または (Ram ファイルなどの) 他の方法でタイトルが指定されていない場合、RealPlayer はクリップのファイル名を表示しますが、これは視聴者にとってタイトルほど有用ではありません。クリップ情報は RealPlayer の次の領域に表示されます。
ビデオ入力のエンコードでは、ソースに由来するビデオ品質の改善を行う複数のフィルタを使用することができます。すべてのビデオ フィルタはオプションです。複数のジョブが実行されている場合は、ジョブ マネージャ内で対象となるジョブを選択してください。続いて、[Video Filters (ビデオ フィルタ)] ボタンをクリックする、または [Setting (設定)]>[Show Video Filters (ビデオ フィルタ一覧)] の順に選択して、ビデオ フィルタ パレットを表示します (Ctrl+F でも同様に表示可能です)。
| ヒント : ビデオ フィルタへの変更は即時に記録されます。ジョブへの変更を保存するためにパレットを閉じる必要はありません。ジョブのセット アップを続行する場合や、ほかのジョブに切り替える場合も、パレットを閉じる必要はありません。 |
切り取り機能を使用して、ビデオの周辺部分を切り取ることができます (RealProducer Plus のみで利用可能)。この切り取りは不要な領域を除去し、エンコードするデータ量を削減します。その結果、クリップの品質が向上します。
ビデオを切り取る場合、[Cropping (切り取り)] のチェックボックスをオンにします。続いて、ソース ビデオ イメージ上で黄色い線をクリック後にドラッグし、切り取り枠を設定します。または、切り取るピクセルの数値を次の各ボックスに直接入力します。
| 詳細情報 : 切り取りを適用したビデオも、それ以外のビデオも、サイズ変更を行うことによって拡大 / 縮小することが可能です (「ビデオのサイズ変更」を参照)。推奨されるビデオのサイズについては、「エンコード時のビデオのサイズ」で確認してください。 |
[Black level correction (黒レベル補正)] のチェックボックスをオンにすることによって、ビデオの黒い部分をより暗くし、ビデオのコントラストを強くすることができます。このフィルタは、ソース ビデオが白っぽく見える場合に役立ちます。
インタレース除去フィルタおよびインバース テレシネ フィルタはともに、320 × 240 ピクセルより大きいサイズのビデオや、フィルムから変換された NTSC 形式のビデオで生じる可能性のあるアーティファクトを除去します。これらのフィルタを使用する場合、[Automatic (自動)] のラジオ ボタンを選択すると、RealProducer が必要に応じて各フィルタを適用します。両フィルタのうち一方のみを使用する場合は、[Manual (手動)] ボタンをチェックしてフィルタを指定します。
| 詳細情報 : 「インタレース除去フィルタ」および「インバース テレシネ フィルタ」セクションに、各フィルタについての説明があります。 |
ビデオ入力には、スノーのようなビデオ ノイズが発生します。ノイズ フィルタは、エンコーディングに先立ってこの種のアーティファクトを取り除きます。歪みがないビデオに対してこのフィルタを適用するとビデオの品質が低下します。入力ビデオにノイズがない場合はこのフィルタを適用しないでください。ノイズが少ない場合は [Low (低)] 設定を、ノイズが著しい場合は [High (高)] 設定を選択します。
| 詳細情報 : [Low (低)] および [High (高)] の両設定の違いに関する詳細は、「ノイズ フィルタ」を参照してください。 |
新しいジョブを作成する場合、エンコーディング全体に影響するいくつかの基本的なパラメータを設定します。複数のジョブが開かれている場合は、ジョブ マネージャ内で適切なジョブを選択します (手順については「ジョブ マネージャの使用」を参照)。入力を設定後、[Audiences (オーディエンス)] ボタンをクリックするか、または [Settings (設定)]>[Show Audiences (オーディエンス一覧)] の順に選択します (ショートカット キーを使用する場合は Ctrl+E)。これにより [Audiences (オーディエンス)] パレットが開きます。パレットの上部の領域で基本的なパラメータを設定します。パレットの下部の領域でオーディエンスを選択します (詳細は 「オーディエンスの選択」を参照)。
| ヒント : 基本的な設定への変更は即時に記録されます。ジョブへの変更を保存するためにパレットを閉じる必要はありません。ジョブのセット アップを続行する場合や、ほかのジョブに切り替える場合も、パレットを閉じる必要はありません。 |
[Audio Mode (オーディオ モード)] 設定には、エンコードするオーディオの種類が示されます。Vioce (音声)、Music (ミュージック)、No Audio (オーディオなし) の中から選択します。この設定は、各ジョブに対して正しく適用してください。たとえば、音楽のサウンドトラックに対して Vioce を設定した場合、音声のコーデックは音楽の広汎な周波数域には対応していないため、音楽の品質が低下します。
通常、[Use high quality resampler for audio (高品質オーディオ リサンプラーを使用)] のチェックボックスはオンのままにしておきます。これにより、使用するコーデックで最適とされているサンプリング レートがオーディオ入力に含まれていない場合であっても、最高の出力を得ることができます (「サンプリング レート」を参照)。チェックボックスをオフにした場合、処理速度が向上します。ライブ ブロードキャストでは、オフに変更するケースがあるかもしれません。ただし、この場合はオーディオ品質が低下する可能性があります。
ヒント : オーディオ コンテンツが音声とミュージックの両方を含んでいる場合は、周波数範囲を最大限にキャプチャするために Music の設定を使用します。256 Kbps 以上のビット レートでのエンコード時は、音声のみのコンテンツに対しても Music の設定を使用する場合があります。一般的には、この設定によってサウンドトラックにより多くの帯域幅が割り当てられ、音質が向上します。その一方で、映像トラックに割り当てられる帯域幅は減少します。
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[Audiences (オーディエンス)] パレットの[Video Mode (ビデオ モード)] プルダウン リストは、ビデオのエンコード方法に影響を与えます。デフォルト値の Normal Motion Video (ノーマル モーション ビデオ) は、ほとんどの視聴者に対して最適な出力を生成します。オーディオのみのクリップをエンコードする場合でも、特にこの設定を変更する必要はありません。RealProducer は映像トラックが存在しないことを自動的に検出します。No Video (ビデオなし) オプションは、ビデオ入力からオーディオ部分のみをエンコードする場合に限って指定します。
モデムを使用する視聴者向けの低速ストリーミングの場合は、ビデオのエンコード時に次のオプションの中から 1 つを選択することが可能です。これらのオプションは、主に動きの速いビデオに影響を与えます。
Sharpest Image (シャープなイメージ) を選択します。ただし、この場合はフレーム レートが低下するため、ビデオの動きがぎくしゃくした感じになる可能性があります。詳細については、「映像の明瞭さ」を参照してください。Smoothest Motion (スムーズなモーション) を選択します。ただし、イメージがぼやけた感じになる可能性があります。詳細については 「エンコードされるフレーム レート」を参照してください。Slide Show (スライド ショー) を選択し、数秒ごとに 1 フレームをエンコードするように設定を変更します。この場合、動きのないスライド ショーが作成されますが、最高のイメージ品質を得ることができます。[Video Codec (ビデオ コーデック)] プルダウン リストから、使用する RealVideo コーデックを選択します。コーデックの違いに関する説明は、「RealVideo コーデック」セクションを参照してください。デフォルトは RealVideo 10 です。この設定は最高のビデオ品質を可能にします。また、RealOne Player 以降との互換性もあります。RealProducer Basic では、RealVideo 10 以外は使用できません。 RealProducer Plus では、RealVideo 9 または RealVideo 8 も使用することができます。
| ヒント : デスクトップ マシンで使用されている RealPlayer 8 以降、あるいはスマートフォンや PDA のようなモバイル機器向けの RealPlayer と互換性のあるビデオを作成する場合は、RealVideo 8 を使用します。 |
[Audiences (オーディエンス)] パレットで、2 パス エンコーディングを無効にすることができます (2 パス エンコーディングに関する詳細は 「2 パス エンコーディング」セクションを参照)。RealNetworks は 2 パス エンコーディングを有効にしておくことを推奨します。エンコーディング時間を短くしたい場合にのみ、2 パス エンコーディングを無効にしてください。なお、2 パス エンコーディングを無効にするとビデオ品質は低下します。
| ヒント : 2 パス エンコーディングは、ライブ ブロードキャストには適用できません。ライブ ブロードキャストでは自動的に無効になります。したがって、ブロードキャストの際は、このオプションのチェックを外す必要はありません。 |
通常、エンコードされたビデオでは、ビデオ入力と同じサイズ (高さと幅) が使用されます。RealProducer Plus で、エンコードされたビデオのサイズを変更する場合は、[Resize video to (ビデオのサイズ変更)] チェックボックスをオンにし、ピクセル単位で高さと幅を設定します。低帯域幅でのストリーミング時などに必要となる、ビデオ サイズの縮小を実行することができます (詳細は 「ビデオ キャプチャ」 を参照)。出力ビデオのサイズを入力ビデオより極端に大きくすると、出力ビデオがぼやける可能性があるので注意してください。
[Maintain Aspect Ratio (縦横比を維持する)] チェックボックスをオンのままにしておくと、変更を行う場合に高さか幅の一方の値を入力するだけで済みます。RealProducer が、縦横比を維持するように自動的にもう一方の値を計算します。このチェックボックスをオフにすると、幅と高さの値を個別に設定できます。ただし、元のままの縦横比が維持されない場合、出力が歪みます。
RealNetworks は [High Quality Resize (高品質サイズ変更)] チェックボックスをオンにしておくことを推奨します。これにより優れた結果を得ることができます。ただし、エンコーディング時間が著しく増加します。エンコーディング時間を短縮したいときに限り、このチェックボックスをオフにしてください。なお、その場合、ビデオ品質が低下することに注意してください。「サイズ変更フィルタ」セクションで、サイズ変更に関する基本的な情報が確認できます。
| 備考 : また、ビデオのサイズ変更を行う前に、ビデオの切り取りを実行することができます。詳細については、「ビデオ入力へのフィルタの適用」を参照してください。推奨されるビデオのサイズについては、「エンコード時のビデオのサイズ」で確認してください。 |
クリップまたはブロードキャストのエンコードを行う前に、使用する 1 つまたは複数のオーディエンスを選択します。RealProducer は、各オーディエンスに対して、ネットワーク接続の速度や保持したい品質レベルに応じて別々のストリームをエンコードします。例として、ビデオのエンコードを行う場合、RealProducer は、56 Kbps のダイヤルアップ モデム ユーザに対しては 34 Kbps、256 Kbps の DSL または ケーブル モデム ユーザに対しては 225 Kbps でエンコードを実行します。 RealProducer には、あらかじめ定義された多くのオーディエンス テンプレートが含まれています。後続のセクションでは、エンコーディング ジョブにオーディエンスを追加する方法について説明します。
| 詳細情報 : 第 7 章では、選択可能な各オーディエンスに関する詳細を説明しています。オーディエンス テンプレートを独自に作成する場合は、「オーディエンスの作成と編集」で詳細を確認してください。 |
エンコーディング ジョブで独自のオーディエンスを選択しない場合、RealProducer はデフォルトのエンコーディングの値を使用します。RealProducer Plus では、このようなプリセットによって、ダイヤルアップ モデムとブロードバンド接続の両方に対するストリーミング用に、クリップまたはブロードキャストのエンコードを行います。エンコードされたクリップまたはブロードキャストは、RealOne Player およびそれ以降のプレーヤーと互換性があります。デフォルトの値は次のとおりです。
| 一般的な設定 : | 複数のオーディエンスに対する SureStream CBR クリップ 2 パス エンコーディング あらかじめ定義されたクリップ情報はなし |
| オーディエンス : | 28k Dial-up 用の 16k サブストリーム 28k Dial-up 56k Dial-up 256k DSL or Cable (RealProducer Plus のみ) |
| オーディオ エンコーディング : | ミュージック コーデック (使用されるコーデックはオーディエンスによって異なる) 高品質オーディオ再サンプリング |
| ビデオ エンコーディング : | RealVideo 10 ノーマル モーション ビデオ ビデオ サイズ変更なし ビデオ プレフィルタなし エンコーディング コンプレキシティ : high (高) 最大スタートアップ待ち時間 : 4 秒 |
| ヒント : これらのデフォルト設定の変更方法については、「デフォルト設定全体の変更」セクションで説明しています。 |
複数のジョブが開かれている場合は、ジョブ マネージャ内で適切なジョブを選択します (手順については「ジョブ マネージャの使用」を参照)。続いて、[Audiences (オーディエンス)] ボタンをクリックするか、または [Settings (設定)]>[Show Audiences (オーディエンス一覧)] の順に選択します (ショートカット キーを使用する場合は Ctrl+E)。これにより [Audiences (オーディエンス)] パレットが開きます。パレットの上部の領域で基本的なエンコーディング設定を指定します (詳細は「基本的なエンコーディング パラメータの設定」を参照)。パレットの下部の領域でオーディエンスを選択します。
[Audiences (オーディエンス)] パレットの左側のセクションに、利用可能なオーディエンス テンプレートが一覧表示されています。テンプレートごとに、「56k Dial-up (56 Kbps ダイヤルアップ)」といったようなオーディエンスの説明となる名前と、テンプレートの平均使用帯域幅が示されています。パレットの右側のセクションには、ジョブで選択されたオーディエンスが示されています。RealProducer は、デフォルトでは「デフォルトのオーディエンスとオプション」セクションで解説されているオーディエンスを使用して SureStream クリップを作成します。
オーディエンスをジョブに追加するには、左側のウィンドウ内でオーディエンス名を選択して、右矢印のボタンをクリックします。複数のオーディエンスを同一のジョブに追加する場合は、VBR (可変ビット レート) オーディエンスとして表示されていないオーディエンスのみが選択可能です。オーディエンスをジョブから削除するには、ウィンドウの右側のセクションでテンプレートの名前を強調表示し、続いてゴミ箱のアイコンをクリックするか、またはキーボードの [Delete] キーを押します。
| 備考 : RealProducer Plus では、SureStream クリップに追加できる CBR オーディエンスの数に制限はありません。RealProducer Basic では、オーディエンスの数は 3 つまでに制限されています。 |
| ヒント : ジョブに追加されたオーディエンスのプロパティを確認する場合は、オーディエンス名をダブルクリックします。または、名前を強調表示し、鉛筆のアイコンをクリックします。各オーディエンスのプロパティについては、第 7 章で説明されています。 |
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