この章では、RealProducer のファイルの保存場所、エラーや情報メッセージの記録方法などが指定されている RealProducer 環境設定の変更方法について説明します。そのほか、デフォルトのオーディエンス設定を変更したり、新しいオーディエンスを作成することによって、RealProducer のストリームのエンコード方法をカスタマイズする方法についても説明します。
RealProducer 環境設定を調整して、RealProducer のサポート ファイルの保存方法および保存場所を指定することができます。これらの環境設定は、すべてのジョブに対して適用されます。
| 詳細情報 : 付録 E で解説するように、RealProducer 環境設定は手動で変更することもできます。 |
RealProducer が出力ファイルを作成する場所、および一時ファイルやオーディエンス テンプレート、サーバ テンプレートを保存する場所に関するデフォルト設定を変更することができます。
| ファイルの場所のデフォルト設定を変更するには |
| 備考 : 出力クリップを自動的に定義する設定を使用しない場合、出力クリップの宛先の設定を常に行う必要があります。この自動的な出力設定では、宛先クリップの名前や場所はいつでも手動で変更することができます。手順については 「クリップの宛先変更」を参照してください。 |
| 備考 : オーディエンス ファイルまたはサーバ ファイルの保存場所を変更した場合、継続して使用したい既存のファイルを、すべて新しい場所に手動で移動してください。 |
備考 : このフィールドで「%TEMP%」と指定すると、RealProducer はWindows の TEMP 変数で指定されたディレクトリを使用します。RealProducer を終了して再起動すると、このフィールドには %TEMP% ディレクトリのフル パスが表示されます。
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| ヒント : 一時保存ディレクトリを、ネットワーク ドライブ上ではなくローカルの RealProducer マシン上に配置した場合、RealProducer の動作は高速になります。 |
RealProducer は、エンコーディング ジョブに関する情報をテキスト ファイルに自動的にログします。環境設定では、ログの停止や、ログ ファイルの設定変更を行うことができます。「ログ メッセージの表示」セクションで説明されているログ ビューアを使用すると、画面上でのログ メッセージの表示やフィルタが実行できます。
| ログ ファイルの設定を変更するには |
.log を使用します。デフォルトの保存場所は、RealProducer のメイン インストール ディレクトリです。month |
各月最終日の夜 12 時に新しいログ ファイルを作成します。 |
week |
各週日曜日の夜 12 時に新しいログ ファイルをセット アップします。 |
day |
毎日夜 12 時に新しいログ ファイルを書き出します。 |
hour |
時刻が切り替わる時点でログ ファイルのロールを行います。 |
RealProducer は、使用しているログ ファイルが指定されたサイズまたは時間制限に達した時点で、新しいログ ファイルを新しい名前で作成します。ファイル拡張子には、ログ ファイルの順序を示す数字が含まれます。たとえば、ログ ファイルの名前が producer.log である場合、最初にロールされたファイルの名前は producer.log1 、次にロールされたファイルの名前は producer.log2 となります。それ以降も同様にしてファイルが作成されます。
RealProducer と同時にインストールされるオーディエンス テンプレートは、設定を調整することができます。このセクションでは、単一のジョブ、またはすべてのジョブに対する、オーディエンス設定の変更方法について説明します。また、独自のオーディエンス テンプレートを作成する際の手順とヒントについても取り上げます。
RealProducer Plus では、使用可能なジョブに対するオーディエンスのプロパティを変更することができます。最初に、ジョブにオーディエンスを追加します (手順については 「オーディエンスの選択」を参照)。続いて、[Audiences (オーディエンス)] パレットでオーディエンス名をダブルクリックし、[Audience Properties (オーディエンスのプロパティ)] ダイアログを表示します。ここで、オーディエンス設定の変更を行います (詳細は後続のセクションで説明します)。必要に応じて、[Save as Template (テンプレートとして保存)] をクリックします。このオプションを実行すると、オーディエンスへの変更を永続的に保存できます。
RealProducer Plus では、任意のオーディエンス テンプレートを編集し、変更内容を永続的に保存することができます。また、既存のテンプレートを元にしたテンプレートを新規作成し、独自のオーディエンスを定義することも可能です (RealProducer Basic では、新規のテンプレートを 1 つ作成することができます)。変更内容はテンプレートおよび使用可能なジョブに保存されますが、同一のオーディエンス テンプレートを用いた以前のジョブに対しては、この変更は反映されません。以前のジョブに変更を反映させる場合は、ジョブ ファイルを手動で編集する必要があります。または、ジョブをグラフィカル アプリケーションで開き、すでにジョブで設定されているオーディエンスを削除後、新しいオーディエンスを追加してください。
| 詳細情報 : グラフィカル アプリケーションを使用してジョブにオーディエンスを追加する方法、およびジョブからオーディエンスを削除する方法については、「オーディエンスの選択」セクションで説明されています。ジョブ ファイルがオーディエンスの情報を保存する方法については、「オーディエンス セクション」で詳細が説明されています。 |
| オーディエンス テンプレートを編集 / 作成 / 削除するには |
| ヒント : リストでは、オーディエンスの平均ストリーミング速度または品質設定の順にテンプレートが表示されています。 |
| ヒント : 元のデフォルトのテンプレートを変更して保存を行った場合は、テンプレートの設定をデフォルトの値に戻すことができます。設定を戻したいテンプレートを選択して、[Restore Selected Template (選択したテンプレートを元に戻す)] をクリックします。あらかじめ定義されているテンプレートすべてをデフォルトの設定値に戻す場合は、[Restore All Default Templates (デフォルトのテンプレートをすべて元に戻す)] をクリックします。これらのボタンはユーザが作成したテンプレートには適用されません。 |
テンプレートを編集または新規作成する場合、[Template name (テンプレート名)] フィールドでテンプレートの名前を指定します。グラフィカル アプリケーションはこの名前を使用してテンプレートを特定します。また、コマンド ライン アプリケーションで視聴者を指定する際にも、この名前を使用できます (「オーディエンス定義/オーディエンス ファイル (-ad)」を参照)。RealProducer は、テンプレートの名前に拡張子 .rpad を自動的に付けて、オーディエンス ファイルのファイル名として使用します。
オーディエンス テンプレートでは、オーディエンスが固定ビットレート (CBR) エンコーディングを使用するのか、可変ビットレート (VBR) エンコーディングを使用するのかを指定できます。この選択に関する基礎知識については、「固定ビット レート ビデオ」および「可変ビット レート ビデオ」を参照してください。CBR または VBR のテンプレートでは、グラフィカル アプリケーションでは選択できない RealAudio Lossless コーデックを除く、任意の RealAudio コーデックを使用することができます。
CBR オーディエンスの場合は、最大ストリーミング速度の合計を指定します。これは、接続タイプそれ自体の帯域幅よりも小さく設定する必要があります。たとえば、56 Kbps モデム用のオーディエンス テンプレートを、56 Kbps でストリームするような設定は行いません。こうしたモデムは、それほどの使用可能な帯域幅を実際には持っていません。次の表に、一般的なインターネット接続における最大ストリーミング速度を示します。
これ以外の接続速度の場合は、次のようにして最大ストリーミング速度を計算してください。
VBR オーディエンスでは、最大ビット レートおよび、平均ビット レートまたは品質目標のいずれかを設定します。最大ビット レートの値は、平均ビット レートより 50 〜 100 パーセント高く設定します。たとえば、平均ビット レートが 300 Kbps の VBR クリップでは、最大ビット レートは 450 〜 600 Kbps である必要があります。
| 詳細情報 : 最大ビット レート、平均ビット レート、および品質の関係については、「VBR エンコーディング設定」セクションで説明されています。 |
[Target frame rate (目標フレーム レート)] フィールドには、そのオーディエンスに対して理想的となる最大ビデオ フレーム レートを 1 秒あたりのフレーム数 (fps) で設定します。フレーム レートが高いと動きがスムーズになります。たとえば、映画フィルムは 24 fps、NTSC ビデオは 30 fps を使用します。フレーム レートと映像の明瞭さの関係については、「エンコードされるフレーム レート」セクションで説明しています。
RealNetworks では、150 Kbps より低い帯域幅に対しては 15 fps の最大フレーム レートを推奨しています。この値では、映像の明瞭さをそれほど犠牲にすることなく、動きのスムーズさを許容可能な水準で得ることができます。より高いビット レートでは、最大 30 fps まで指定が可能です。デスクトップ マシンよりもプロセッサが低速であるモバイル機器の場合は、5 〜 7.5 fps といった、より低い最大レートを選択します
| 備考 : フレーム レートの設定は、最大値の目標を指定するだけです。利用可能な帯域幅やビデオ サイズといったほかの要因が、最終的なフレーム レートに影響を与えます。「統計のモニタ」で解説したモニタ ユーティリティには、ストリームにエンコードされた実際のフレーム レートが表示されます。 |
RealProducer がビデオ クリップをエンコードする方法に関して、特定のパラメータを変更する場合は、[Advanced Video Options (ビデオ オプションの詳細)] をクリックします。一般的に、ほとんどのオーディエンスに対してはデフォルトの値で問題ありません。変更を行うべき特別な理由があり、かつ、変更の結果として起こり得るマイナスの影響について理解している場合を除き、これらの値は変更しないでください。これらのオプションに関する情報については、次の各セクションを参照してください。
オーディオ エンコーディングでは、プルダウン リストから 4 つの RealAudio コーデックを選択します。オーディオを含む各クリップに対して、RealProducer は、クリップがオーディオのみかビデオか、オーディオ トラックが音声かミュージックかといった、クリップのタイプに基づいて、これらのコーデックの中から 1 つを選択します。これらの選択に関しては、「オーディオ エンコーディングとオーディエンス」セクションで説明されています。すべての RealAudio コーデックに関する情報を確認する場合は、「RealAudio コーデック」を参照してください。ここでは、次の点に注意してください。
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