Simulated Live Transfer Agent (SLTA) は Helix Universal Server のユーティリティの 1 つであり、収録済みのクリップやブロードキャストのアーカイブを、ライブ イベントと同じようにストリームできます。SLTA を使うと、アンコールに応じたプレゼンテーションの再配信や、任意の数のクリップによるラジオやテレビのプログラムのシミュレートができます。この章では、SLTA のベーシック モードおよびアドバンスト モードについて、設定方法やプレイリストの作成方法、および擬似ライブ ブロードキャストの実行方法を説明します。
SLTA は、Helix Universal Server と共にインストールされるコマンド ライン ツールです。SLTAは Windows または UNIX 上で動作し、Helix Universal Server へとメディア ストリームを送信します。Helix Universal Server はこのストリームをメディア プレイヤーへとブロードキャストします。次のようなブロードキャスト機能をすべてサポートしています。
| 詳細情報 : スプリット構成で使用される帯域幅については、「帯域幅に関する検討事項」を参照してください。 |
| 詳細情報 : スプリットの基本事項については、「スプリットについて」を参照してください。 |
SLTA は、オーディオやビデオを RealMedia や QuickTime、MPEG (MP3も含む)、AU、WAV、あるいは Windows Media 形式でシミュレートできます。RealText や RealPix などのほかの RealNetworks 形式は、個別のアプリケーション経由でブロードキャストできます。ソフトウェア開発キット (SDK) にはこれらの形式をブロードキャストするためのサンプル アプリケーションとして RealText および RealPix が付属しており、次の Web ページからダウンロードできます。
http://proforma.real.com/rnforms/resources/server/realsystemsdk/ind ex.html
| ヒント : QuickTime クリップを使ってブロードキャストをシミュレートするには、Playlist Broadcaster を使って収録済みメディアを Helix Universal Server に配信し、そこからブロードキャストします。詳細については「QuickTime および RTP 形式のメディアのブロードキャスト」を参照してください。 |
SLTA には ベーシック モードとアドバンスト モードという 2 つのモードがあります。 ベーシック モードでは、アカウントベースでの Helix Producer のブロードキャストをシミュレートします。これによって、ブロードキャスト ストリームを単一の Helix Universal Server にプッシュできます。特定の配信変数は、定義済みの値へと自動的に設定されます。この変数はアドバンスト モードで設定できます。たとえば、ベーシック モードでは常に 10% の順方向エラー訂正 (FEC) 率と 30 秒のデータ取得インターバルを使用します。
アドバンスト モードでは、SLTA はスプリット設定のトランスミッタのように機能し、レシーバとして設定された 1 つまたは複数の Helix Universal Server にストリームを送信します。「レシーバの設定」に説明があります。その後、レシーバからメディア プレイヤーへとストリームがブロードキャストされます。次の表に、ベーシック モードおよびアドバンスト モードで使用可能な機能を示します。
| 機能または条件 | ベーシック モード | アドバンスト モード | 参照 |
|---|---|---|---|
| RealMedia、Windows Media、QuickTime、または MPEG | 可 | 可 | ここをクリック |
| レシーバに設定された Helix Universal Server | 不可 | 可 | ここをクリック |
| SLTA 設定ファイル要否 | 不可 | 可 | ここをクリック |
| プル配信 | 不可 | 可 | ここをクリック |
| プッシュ配信 | 可 | 可 | ここをクリック |
| 複数サーバーへのプッシュ配信 | 不可 | 可 | ここをクリック |
| 複数サーバーへのマルチキャスト配信 | 不可 | 可 | ここをクリック |
| SureStream に基づく配信 | 不可 | 可 | ここをクリック |
| 順方向エラー訂正 (FEC) 設定可否 | 不可 | 可 | ここをクリック |
| サーバーの再送要求を無視 | 不可 | 可 | ここをクリック |
| メタデータ転送レート設定可否 | 不可 | 可 | ここをクリック |
| ストリーム名の前のパス名 | 不可 | 可 | ここをクリック |
| SLTA 蓄積転送 | 不可 | 可 | ここをクリック |
| ブロードキャスト冗長性 | 可 | 可 | ここをクリック |
| UDP 転送 | 可 | 可 | ここをクリック |
| TCP 転送 | 可 | 可 | ここをクリック |
| クリップのプレイリスト | 可 | 可 | ここをクリック |
| シャッフル再生 | 可 | 可 | ここをクリック |
| クリップのタイトル、作成者、著作権情報の上書き可否 | 可 | 可 | ここをクリック |
| ウォールクロック同期 | 可 | 可 | ここをクリック |
SLTA を使用するには、Helix Universal Server に若干の設定が必要です。
SLTA のベーシック モードは認証対象なので、Helix Universal Server にユーザー名とパスワードを設定する必要があります。
| ヒント : ベーシック モードの場合、SLTA は RealMedia のブロードキャスト ページ ([Broadcasting (ブロードキャスト)] > [RealNetworks Encoding (RealNetworks エンコーディング)]) で定義されているポート番号の範囲を使用します。通常はデフォルト設定のままで十分です。 |
SLTA をアドバンスト モードで実行する場合、「レシーバの設定」の説明に従って Helix Universal Server を設定します。自分の SLTA 設定ファイルを定義する前に、この設定をすることを推奨します。
ブロードキャストの準備ができたら、コマンド ラインから SLTA を実行します。このとき、設定ファイル、クリップまたはプレイリスト、およびその他のオプションを指定します。各ブロードキャストについて、単一のストリーム名を encore.rm のように定義します。この名前は実際のクリップ名やプレイリスト名の代わりに使用されます。ユーザーはこのストリームへのリンクをクリックして、配信中のブロードキャストに参加します。
| 注意 : SLTA を実行するには、お使いのオペレーティング システムでコマンド プロンプトを開き、特定のディレクトリへと移動できる必要があります。この章では、その方法については説明しません。 |
次のチュートリアルはオプションです。チュートリアルは、最小限の変数とコマンドで SLTA を設定および実行してブロードキャストをシミュレートする方法を紹介します。SLTA の全体的な操作がわかれば、その他の数多くの設定やコマンド ライン オプションをもっと簡単に使用できるようになります。
| 注意 : 次のチュートリアルでは、お使いの Helix Universal Server マシンで SLTA を実行します。ただし、実運用環境では SLTA と Helix Universal Server をそれぞれ別のマシンで実行することを推奨します。 |
このチュートリアルでは、SLTA をベーシック モードで実行します。
| 収録済みのクリップを使ってベーシック モードのブロードキャストをシミュレートするには、以下の手順に従ってください。 |
Simulate という名前のディレクトリを作成し、その中に次のファイルをコピーします。Bin ディレクトリにある slta.exe (Windows) ファイルまたは slta (UNIX) ファイルBin ディレクトリにある slta.bat (Windows) ファイルまたは slta.sh (UNIX) ファイルContent ディレクトリにある real9video.rm クリップ。必要に応じて、別の RealMedia クリップを使用してもかまいません。Helix Universal Server のデフォルトのインストール ディレクトリは、Windows の場合 C:\Program Files\Real\Helix Server です。
Simulate ディレクトリに移動します。次のコマンドのどちらかを入力して、real9video.rm クリップ (または別のクリップ) を live.rm というストリーム名で送信します。Windows の場合は次のコマンドを入力します。slta.bat 127.0.0.1 80 |
slta.sh 127.0.0.1 80 |
127.0.0.1 のかわりに実際の Helix Universal Server アドレスで置き換える必要があります。80 というエントリは標準の HTTP ポートを表し、お使いの Helix Universal Server によっては別の値の場合もあります。ポートについては「通信ポートの定義」を参照してください。rtsp://127.0.0.1/broadcast/live.rm |
Helix Universal Server とは別のマシンで RealOne Player を実行している場合や、ローカル ホスト アドレスを使用していない場合、実際の Helix Universal Server アドレスで置き換える必要があります。Helix Universal Server で RTSP ポートとしてポート 554 以外を使用する場合は、そのポート番号を付加する必要があります。
kill コマンドを入力して、コマンド ラインから SLTA を停止します。数秒後に、RealOne Player でブロードキャストの再生が停止します。このチュートリアルの手順に従って SLTA をアドバンスト モードで実行し、お使いの Helix Universal Server コンピュータ上にトランスミッタとレシーバ両方を作成します。
| 収録済みのクリップを使ってアドバンスト モードのブロードキャストをシミュレートするには、以下の手順に従ってください。 |
Simulate という名前のディレクトリを作成し、その中に次のファイルをコピーします。Bin ディレクトリにある slta.exe (Windows) ファイルまたは slta (UNIX) ファイルBin ディレクトリにある slta.bat (Windows) ファイルまたは slta.sh (UNIX) ファイルContent ディレクトリにある real9video.rm クリップ。必要に応じて、別の RealMedia クリップを使用してもかまいません。Helix Universal Server のデフォルトのインストール ディレクトリは、Windows の場合 C:\Program Files\Real\Helix Server です。
| 設定 | 値 | 説明 |
|---|---|---|
| Transmitter Name (トランスミッタ名) | Simulation |
トランスミッタ名はどのような名前でもかまいませんが、スペースは使用できません。 |
| Transmitter Address (トランスミッタ アドレス) | 127.0.0.1 |
この値を指定すると、Helix Universal Server はローカル ホスト アドレスにバインドされます。これはデフォルトと同じ動作です。「IP アドレスへのバインディング」の説明に従ってこの設定を変更した場合、実際に設定されているネットワーク アドレスまたはホスト名を使用してください。 |
| Transmitter Netmask (トランスミッタ ネットマスク) | 32 bits (32 ビット) |
この設定は、ローカル ホストを使用する場合に必要です。フル アドレスを使用する場合には必要ありません。 |
| Security Type (セキュリティ タイプ) | None (なし) |
この設定にすると、パスワードが不要になります。実際のブロードキャストでは、常に [Basic (基本)] セキュリティを使用することを推奨します。 |
transmit.cfg というファイル名で Simulate ディレクトリに保存します。ローカル ホスト アドレスを使用しない場合は、Address 変数を変更する必要があります。また、PortRange 変数がレシーバ上の設定値と一致していることを確認してください。値は引用符で囲みます。変数のタグは末尾にスラッシュ (/) を付ける必要があります。<List Name="BroadcastDistribution"> |
| 注意 : この設定では、SLTA はプッシュ トランスミッタとして設定されます。上記の例では示されていませんが、プル スプリット用の変数は異なります。 |
Simulate ディレクトリに移動します。次のコマンドのどちらかを入力して、real9video.rm クリップ (または別のクリップ) を live.rm というストリーム名で送信します。Windows の場合は次のコマンドを入力します。
slta.bat -c transmit.cfg live.rm |
slta.sh -c transmit.cfg live.rm |
rtsp://127.0.0.1/broadcast/Simulation/live.rm |
Helix Universal Server とは別のマシンで RealOne Player を実行している場合や、ローカル ホスト アドレスを使用していない場合、実際の Helix Universal Server アドレスで置き換える必要があります。Helix Universal Server で RTSP ポートとしてポート 554 以外を使用する場合は、そのポート番号を付加する必要があります。
kill コマンドを入力して、コマンド ラインから SLTA を停止します。数秒後に、RealOne Player でブロードキャストの再生が停止します。ベーシック モードで実行する場合、SLTA の設定は不要です。アドバンスト モードでは、SLTA から各 Helix Universal Server レシーバへの送信方法については、XML ベースの設定ファイルで指示されます。SLTA の起動時に、使用する設定ファイルを指定します。これによって複数の設定ファイルを定義できるので、次のようなさまざまな送信シナリオに対応できます。ここでは、アドバンスト モードのブロードキャスト用の設定ファイルの設定方法を説明します。
| ヒント : 自分の設定ファイルを作成する前に、Helix Universal Server をレシーバとして設定することが重要です。このためには、「アカウントベースのブロードキャストの設定」の手順に従ってください。 |
Helix Universal Server のメイン インストール ディレクトリには、SLTA 設定ファイルのテンプレート slta.cfg があります。任意のテキスト エディタを使ってこのテンプレートを編集し、新しい設定ファイルとして自由に名前を付けてテキスト形式で保存できます。.cfg という拡張子を推奨しますが、これ以外でもかまいません。次の例は、slta.cfg テンプレートの内容を示しています。
<List Name="BroadcastDistribution"> |
| ヒント : XML 形式のリストと変数の概要については、「設定ファイルの編集」を参照してください。 |
設定テンプレートには BroadcastDistribution という名前の外部リストがありますが、このリストは変更しないでください。このメイン リストには、トランスミッタ名を表す変数、プッシュ スプリット関連の変数のセクション、およびプル スプリット関連の変数のセクションがあります。通常は、使用するスプリットの種類に応じて、どちらかのセクションだけを定義します。
<List Name="BroadcastDistribution"> |
ヒント : プッシュ スプリットを使用するときは、プル スプリット関連の変数は削除してもかまいません。逆も同様です。ただし、必ずしも削除する必要はありません。削除する場合は、終わりを示す </List> タグなど、必要な要素まで削除しないように注意してください。必要な要素が欠落していると、SLTA の実行時にエラーが発生します。
|
プッシュ スプリットとプル スプリットのどちらを使用する場合でも、次のように SLTA トランスミッタの名前を SourceName 変数に定義します。
<Var SourceName="ExampleSourceName"/> |
SLTA の複数のインスタンスを同じマシン上で同時に実行する予定がある場合は、設定ファイルごとに異なるソース名を定義する必要があります。この名前はプッシュ転送用の Web ページ リンクに使用されるため、スペースは使用しないでください。たとえば、次のようになります。
<Var SourceName="BroadcastEncore"/> |
| ヒント : Helix Universal Server レシーバの [Broadcast Transmitters (ブロードキャスト トランスミッタ)] ボックスで SLTA 用に指定した名前と同じ名前をここで定義すれば、トランスミッタとレシーバの記録に役立ちます。 |
プッシュ スプリットでは、SLTA が 1 つまたは複数の Helix Universal Server レシーバに接続して擬似ライブ ストリームを配信することで、ブロードキャストを開始します。プッシュ スプリット関連のセクションは Destinations リストで始まります。このリストの内側には、1 つのレシーバに関する定義が記述されます。この名前は、デフォルトでは ExampleName となっています。この名前はユーザー自身の参考用であり、ブロードキャストでは使用されません。この名前を、Helix Universal Server レシーバを表す名前に変更します。以下に例を示します。
<List Name="Destinations"> |
同じ擬似ライブ ブロードキャストを複数の Helix Universal Server に配信する場合は、[Destinations (宛て先)] リスト中のレシーバ リストを複製し、この 2 番目のレシーバに新しい名前を指定します。次の例を参照してください。各レシーバ リストで、レシーバに応じた適切な値を各変数に定義します。変数のセットはどのリストでも同じです。必要に応じて、レシーバをいくつでもセットアップできます。
<List Name="Destinations"> |
SLTA では、各レシーバへの個別のストリームのユニキャスト、またはマルチキャスト対応ネットワーク上での単一ストリームのマルチキャストが可能です。 第 9 章の説明のとおり、Helix Universal Server レシーバを使って、任意の数のほかのレシーバへ SLTA ストリームを転送 (スプリット) することもできます。SLTA トランスミッタの送信帯域幅が限られていて、SLTA からレシーバすべてに対してはマルチキャストできない場合、この方法が適しています。
| ヒント : 仮想パスを使用すれば、複数のレシーバに対して単一の設定ファイルを定義しつつ、SLTA 実行時に特定のレシーバのみに配信することができます。詳細については、「パスによるストリームの振り分け」を参照してください。 |
次の表に、SLTA のプッシュ スプリット関連の変数を示します。使用する各レシーバについて、これらの変数を定義します。トランスミッタの変数とレシーバの変数で互いに対応しているものは、類似の値を持つ必要があります。少なくとも、Address、PortRange、Protocol、および Password の各変数は、レシーバでの設定と一致する必要があります。レシーバの設定については、「レシーバの設定」を参照してください。トランスミッタの機能の多くについては、「トランスミッタの設定」に詳細な説明があります。
| 変数 | 値 | 処理内容 | 参照 |
|---|---|---|---|
PathPrefix |
*|パス |
すべてのブロードキャストを「*」 付きでストリームするか、または仮想パス名を指定します。 |
ここをクリック |
PortRange |
ポート - ポート |
レシーバでデータ転送用に設定されているポートの範囲を指定します。 | ここをクリック |
AcquisitionDataInterval |
秒 |
トランスミッタがメタデータを送信する周期を設定します。有効な値の範囲は 0 から 60 までです。 | ここをクリック |
FECLevel |
整数 |
送信される修正パケットの割合をパーセントで設定します。有効な値の範囲は 0 から 100 までです。 |
ここをクリック |
SureStreamAware |
0|1 |
SureStream に基づくスプリットを使用するかどうかを示します。値 0 は「いいえ」、1 は「はい」に相当します。 |
ここをクリック |
BufferlessTransport |
0|1 |
クリップのタイムスタンプを使用します。値 0 は「いいえ」、1 は「はい」に相当します。(この値は常に 1 を設定します) |
ここをクリック |
LocalAddress |
アドレス |
SLTA トランスミッタのアドレスまたはホスト名を指定します。 | ここをクリック |
Address |
アドレス |
レシーバのアドレスまたはホスト名を指定します。 | ここをクリック |
TTL |
整数 |
マルチキャストの TTL を設定します。 | ここをクリック |
ResendSupported |
0|1 |
レシーバからの再送信要求を無視するか (0)、許可するか (1) を示します。 |
ここをクリック |
Protocol |
プロトコル |
ストリームの転送に使用するプロトコルを設定します。udp/unicast、udp/multicast、または tcp のどれかを選択します。 |
ここをクリック |
Type |
Basic|None |
使用するセキュリティ タイプを設定します。 | ここをクリック |
Password |
パスワード |
Basic (基本) セキュリティ用のパスワードを指定します。 |
ここをクリック |
ヒント : 使用しない機能に関連する変数は無視してかまいません。たとえば、TTL はマルチキャストのみで使用され、ユニキャストには影響しません。
|
定義されたレシーバすべてに対してすべてのストリームをブロードキャストするには、PathPrefix をデフォルト値の「*」のままにしておきます。ただし「複数のスプリット定義」の説明のとおり、仮想パス名およおびストリーム名を使用することによって、別々のブロードキャストを別々のレシーバに振り分けることができます。たとえば 別々の 3 つのレシーバを定義し、各々に対して次の例のように異なる PathPrefix の値を設定したとします。
<List Name="Destinations"> |
この例で Sydney というレシーバはデフォルト パスの「*」を使用しており、この設定によって、SLTA がブロードキャストするストリームをすべて受信します。Tokyo というレシーバは、ブロードキャスト開始時にストリーム名に続いて news/ という仮想パスを指定するストリームのみを受信します。ストリーム名は任意です。Bombay というレシーバは、news/hourly.rm という名前のブロードキャスト ストリームのみ受信します。
仮想パスの利点は、1 つの設定ファイルで別々のストリームを別々のレシーバに、別々のタイミングで配信できるということです。各レシーバ用に別々の設定ファイルを作成するかわりに、すべてのレシーバを 1 つの設定ファイルに定義して、SLTA 実行時に仮想パスによってどのレシーバがどのストリームをいつ受信するかを決定できます。
または、複数の設定ファイルを作成して、ブロードキャストを別々のレシーバに振り分けることもできます。その後ブロードキャスト開始時に、パスを指定するかわりに適切な設定ファイルを選択します。どちらの方法でも同じ結果となるので、使い勝手のよい方法を選択してください。
| 詳細情報 : 「SLTA の起動」では、ブロードキャスト開始時のパスの指定方法を説明しています。 |
注意 : 「SLTA プル スプリット関連の変数」の表にあるとおり、プル スプリットの定義には仮想パスのプレフィックスを含めることもできます。ただし、通常は仮想パスの設定は不要です。プル スプリットの場合、SLTA は要求に応答します。プッシュ スプリットの場合と異なり、ストリームをアクティブに振り分けることはしません。このため、「/」というデフォルトのパスのプレフィックスはプル スプリットの場合残しておいてもかまいません。
|
ほとんどのクリップ タイプの場合、[BufferlessTransport (バッファなし転送)] をデフォルト値の「1」のままにしておく必要があります。このモードでは、SLTA はクリップ内部のタイムスタンプ情報に従ってクリップを送信します。この方法はほとんどのオーディオやビデオ形式に適しています。この変数を「0」に設定すると、SLTA はクリップのデータそのものをバッファに蓄積し、専用のブロードキャスト スケジューラを構築します。このスケジューラは、ブロードキャストの遅延やプロセッサ オーバーヘッドの増大の原因となります。バッファなし転送の設定を有効にできるのは、一定のビット レートでストリームするクリップに対してのみです。
プル スプリットでは、メディア プレイヤーが初めて擬似ライブ ブロードキャストを要求したときに、Helix Universal Server が SLTA に接続してストリームを取得することで、ブロードキャストを開始します。プル スプリット関連のセクションは Pull Settings リストで始まります。このリストの内側には、1 つの定義が記述されます。この名前は、デフォルトでは PullSource1 となっています。この定義名を、SLTA トランスミッタを表す名前に変更します。この名前はブロードキャストでは使用されません。
<List Name="Pull Settings"> |
任意の数のレシーバが 1 つの SLTA トランスミッタから同じストリームをプルできます。したがってプッシュ スプリットの場合と違い、プル スプリット関連の変数は、使用するレシーバごとに複製する必要はありません。異なるストリームを同時に 1 つ以上のレシーバに配信する場合だけ、複数の設定ファイルを定義する必要があります。その後、異なる設定ファイル、ストリーム名、およびプレイリストをそれぞれ指定して、SLTA の複数のインスタンスを実行します。
次の表に、SLTA のプル スプリット関連の変数を示します。設定の大部分はレシーバ上で行われます。「プル スプリット要求を有効にする」の説明に従って、レシーバでのプル スプリットを有効にする必要があります。トランスミッタの機能については、「トランスミッタの設定」に詳細な説明があります。
| 変数 | 値 | 処理内容 | 参照 |
|---|---|---|---|
PathPrefix |
/|パス |
すべてのブロードキャストを「/」付きでストリームするか、または仮想パス名を指定します。 |
ここをクリック |
ListenPort |
ポート |
SLTA がストリームの要求をリッスンするポートを設定します。 | ここをクリック |
SureStreamAware |
0|1 |
SureStream に基づくスプリットを使用するかどうかを示します。値 0 は「いいえ」、1 は「はい」に相当します。 |
ここをクリック |
LocalAddress |
アドレス |
SLTA トランスミッタのアドレスまたはホスト名を指定します。 | ここをクリック |
Type |
Basic|None |
使用するセキュリティ タイプを設定します。 | ここをクリック |
Password |
パスワード |
Basic (基本) セキュリティ用のパスワードを指定します。 |
ここをクリック |
単一のクリップをブロードキャストする場合は、プレイリストを作成する必要はありません。一連のクリップをブロードキャストする場合は、それらを順番にプレイリストに並べます。プレイリストにはクリップをいくつでも追加できます。SLTA の実行時に、プレイリストに並べられている順にクリップを再生するか、ランダムに再生 (シャッフル再生) するかを指定できます。プレイリストに関連するコマンド ライン オプションについては、「SLTA オプションの使い方」を参照してください。
テキスト ファイル (ファイル拡張子 .txt) に、SLTA でストリームするファイルを 1 行に 1 つずつ書き込みます。プレイリストとは異なるディレクトリにあるファイルについては、フル パスか、プレイリストからの相対パスも指定します。クリップがプレイリストと同じディレクトリにある場合は、下記の例のようになります。
CompanyLogo.rm |
| 警告 ! プレイリスト内のファイルは、すべて同じメディア フォーマットであること、かつ、すべて同じビット レートでエンコードされていることが必要です。SureStream を使用する場合は、プレイリスト内のすべてのクリップが、同じレート セットでエンコードされた SureStream クリップであることが必要です。シングル レートの RealAudio クリップや RealVideo クリップと、SureStream クリップとを混ぜることはできません。 |
| ヒント : クリップのエンコードに使用されているビット レートを調べるには、RealOne Player でクリップを開き、[View (表示)] > [Clip (クリップ)] > [Clip Source (クリップ ソース)] の順にコマンドを実行します。 |
収録済みのクリップにタイトル、制作者、および著作権情報がエンコードされていることがよくあります。プレイリストを使うと、クリップ単位でこの情報を上書きできます。または、すべてのクリップに同じタイトル、制作者、および著作権情報を設定することもできます。RealOne Player では、クリップ情報コマンド (Ctrl+i) を使ってこの情報を表示できます。クリップについての情報は、そのクリップがブロードキャストされる場合のみ表示されます。
| ヒント : 単一のクリップをブロードキャストする場合、プレイリストは不要です。ただし、タイトル、制作者、および著作権情報を上書きするために、単一のクリップだけを含むプレイリストを作成することもできます。 |
すべてのクリップに適用するタイトル、制作者、および著作権情報を設定するには、Title (タイトル)、Author (制作者)、および Copyright (著作権) の各タグをプレイリストの先頭に追加します。各クリップにエンコードされている情報は、この情報で上書きされます。下記の例のように、各タグの末尾にはコロン (:) を付加します。
title:Annual Report |
| ヒント : クリップ情報のほかにプレゼンテーション情報も指定できますが、SLTA では直接サポートされていません。ただし、SMIL を通して擬似ライブ ブロードキャストを配信することで、プレゼンテーション全体の情報を追加できます。詳細については、「ストリーミング メディアパケットについて」を参照してください。 |
プレイリストのクリップに対して個別の title (タイトル)、author (制作者)、および copyright (著作権) パラメータを追加すると、指定された情報は、先に説明したプレイリストの値やクリップにエンコードされた値を上書きします。title (タイトル)、author (制作者)、および copyright (著作権) の各パラメータは自由に組み合わせて使用できます。値は二重引用符で囲みます。クリップ名と最初のパラメータは疑問符 (?) で区切ります。以降の各パラメータには、先頭にアンパサンド (&) を付加します。下記の例を参照してください。
Welcome.rm?title="Annual Report"&author="Chris Lee"©right="(c) 2002" |
各種の方法を組み合わせてクリップ情報を配信できます。この場合、クリップ情報は次の順序で使用されます。
タイトル、制作者、および著作権情報が直接各クリップにエンコードされていると仮定して、次のプレイリストの例を見てみましょう。
著作権(c) 2001-2002 |
このプレイリストでは title パラメータで各クリップに個別のタイトルが指定されているため、クリップにエンコードされているタイトルは上書きされます。プレイリストの Copyright (著作権) パラメータによって、リスト内のすべてのクリップに対して同じ著作権情報が設定されているため、クリップにエンコードされている著作権情報は上書きされます。author (制作者) は指定されていないため、各クリップにエンコードされている制作者が使用されます。
ここでは、SLTA のコマンド ライン構文、環境変数、およびオプションについて説明します。SLTA をアドバンスト モードで実行するには、まずお使いの Helix Universal Server レシーバを設定、自分の SLTA 設定をセットアップし、場合によっては自分のプレイリストを作成する必要があります。
お使いの Helix Universal Server マシンから SLTA を実行しないように推奨します。これにより、Helix Universal Server のプロセッサ パワーを Helix Universal Server のためだけに使用できます。SLTA をネットワーク上の別のマシンにインストールするには、Helix Universal Server のメインのディレクトリ 内の Bin サブディレクトリから slta.exe (UNIX の場合は slta) という実行ファイルを移動します。次のライブラリの同じディレクトリにこのファイルをコピーします。このライブラリは Helix Universal Server の Plugins および Lib ディレクトリ内にあります。
| ヒント : SLTA は、お使いの Helix Universal Server が動作しているオペレーティング システムとは別の OS 上で実行できます。適切なライブラリを入手するには、SLTA を実行させるオペレーティング システム用の、Helix Universal Server の無償バージョンをダウンロードします。 |
お使いの (別のマシンではなく) Helix Universal Server マシン上で SLTA を実行するには、2 つの環境変数を設定する必要があります。お使いの Helix Universal Server マシンで SLTA を繰り返し使用する予定のある場合、継続的に有効な次の環境変数を設定します。これにより、SLTA 実行可能ファイルを直接実行できます。
SLTA_PLUGIN_PATH |
Helix Universal Server のプラグインがあるディレクトリへのフル パス |
SLTA_SUPPORT_PATH |
Helix Universal Server のライブラリ (DLL) があるディレクトリへのフル パス |
| ヒント : SLTA をあまり頻繁に使用しない場合、「SLTA の起動」の説明のとおり、付属のバッチ ファイル (Windows) またはシェル ファイル (UNIX) を使って、現在のセッションだけに有効な変数を設定できます。 |
Windows で Helix Universal Server のデフォルト インストールを行った場合、継続的に有効な SLTA 環境変数を設定するには、OSの環境変数に次の 2 行を追加します。
set SLTA_PLUGIN_PATH=C:\Program Files\Real\Helix Server\Plugins |
デフォルトのインストール ディレクトリ以外の場所に Helix Universal Server をインストールした場合は、上記のパスの「C:\Program Files\Real\Helix Server」という部分を、Helix Universal Server の実際の基本パスに変更します。
環境変数に変数を追加する方法は、使用しているオペレーティング システムによって異なります。たとえば、Windows 2000 で環境変数を追加するには、[スタート] > [設定] > [コントロール パネル] > [システム] > [詳細] > [環境変数]の順にコマンドを実行します。
SLTA のファイルは、Helix Universal Server のメイン ディレクトリの Bin サブディレクトリにあります。このディレクトリから SLTA を実行することもできますが、必要なファイルを別のディレクトリか、できれば別のマシンに移動してから実行することを推奨します。実行するファイルはオペレーティング システムによって異なります。また、継続的に有効な環境変数を設定しているかどうかによっても異なります。
| SLTA の場所 | Windows | UNIX |
|---|---|---|
| 「別のマシンへの SLTA の移動」で説明している、Helix Universal Server 以外のマシン。 | slta.exe |
slta |
| 継続的に有効な環境変数を設定している Helix Universal Server マシン | slta.exe |
slta |
| 継続的に有効な環境変数を設定していない Helix Universal Server マシン | slta.bat |
slta.sh |
SLTA をベーシック モードで実行するには、コマンド プロンプトから次の構文を入力します。
slta[. |
stream_name.ext には、擬似ライブ ストリームの名前を指定します。この名前はブロードキャストへのリンクに使用されます。メディアに応じて適切な拡張子を指定してください。たとえば、RealMedia ブロードキャストの場合は .rm です。QuickTime または MPEG をブロードキャストする場合、ストリーム名には .mov 拡張子または適切な MPEG 拡張子 (.mpeg や .mp4 など) を指定します。SDP ファイルを使用する必要はありません。Helix Universal Server コンピュータ以外のマシンから実行しているか、または Helix Universal Server 上で継続的に有効な環境変数を設定している場合、ほかの SLTA オプションを使用せずに次のようなコマンドだけで、単一の RealMedia アーカイブ (awards.rm) を擬似ライブ イベント (encore.rm) としてブロードキャストできます。
slta.exe helixserver.example.com 80 simulator k56weiq9 encore.rm awards.rm |
SLTA をアドバンスト モードで実行するには、コマンド プロンプトから次の構文を入力します。
slta[. |
config_file.cfg には、設定ファイルのフル パスまたは相対パスを指定します。設定ファイルの作成方法については、「アドバンスト モードでのSLTA の設定」を参照してください。stream_name.ext には、擬似ライブ ストリームの名前を指定します。この名前はブロードキャストへのリンクに使用されます。メディアに応じて適切な拡張子を指定してください。たとえば、RealMedia ブロードキャストの場合は .rm です。QuickTime または MPEG をブロードキャストする場合、ストリーム名には .mov 拡張子または適切な MPEG 拡張子 (.mpeg や .mp4 など) を指定します。SDP ファイルを使用する必要はありません。「パスによるストリームの振り分け」にあるようにレシーバに対して仮想パスを定義した場合、ストリーム名の前に仮想パスを加えることができます。たとえば news/live.rm のようにします。たとえ Windows 上であっても、このパスにはスラッシュ記号を使用します。このパスはマシン上のどのディレクトリとも対応していません。
Helix Universal Server コンピュータ以外のマシンから実行しているか、または Helix Universal Server 上で継続的に有効な環境変数を設定している場合、ほかの SLTA オプションを使用せずに次のようなコマンドだけで、単一の RealMedia アーカイブ (awards.rm) を擬似ライブ イベント (encore.rm) としてブロードキャストできます。
slta.exe -c transmit.cfg encore.rm awards.rm |
「ブロードキャスト冗長性の使用方法」の説明のとおり、SLTA はエンコーダの冗長化をサポートしています。これにより、主エンコーダのストリームに障害が発生したとき、Helix Universal Server レシーバは予備のストリームに切り替えることができます。2 つの SLTA インスタンスを同じマシン上で実行することは可能ですが、この場合はプロセス レベルでの冗長化しか得られません。真の冗長化を行うには、電源もネットワーク接続も異なる 2 台のマシンで、個別に SLTA インスタンスを実行します。
SLTA の冗長性を設定するには、「別のマシンへの SLTA の移動」で説明している予備マシンに SLTA をインストールしてください。設定ファイルやプレイリスト (使用している場合)、ブロードキャスト対象のクリップなどもそのマシンにコピーします。コンテンツは収録済みなので、両方のマシンでできるだけ同時に SLTA を起動できるとよいでしょう。このような場合は、2 台のマシンで同時に SLTA プロセスを起動するためのスクリプトを、オペレーティング システムに合わせて作成します。
2 つの SLTA インスタンスで唯一異なるのは、SLTA 起動時のコマンドに指定するストリーム名です。各ストリーム名には、主ストリームか予備ストリームかを区別する文字が必要です。前節の例に対して、次のようにストリーム名の末尾に .1 を付加して、主ストリームであることを示します。
slta.exe -c transmit.cfg |
予備マシンの SLTA では、次のようにストリーム名に .2 を付加します。
slta.exe -c transmit.cfg |
SLTA のコマンド ライン オプションには、擬似ライブ ブロードキャストに影響するものもあります。各オプションは、コマンド ラインの最後に任意の順序で並べ、それぞれ先頭にハイフン (-) を付加します。たとえば、次のようになります。
slta.exe -c transmit.cfg encore.rm playlist.txt |
次の表は、オプションをまとめたものです。この中には、プレイリストでだけ有効なオプションもあります。特に使用制限が明記されていないかぎり、ベーシック モードおよびアドバンスト モードともすべてのオプションが使用可能です。
| オプション | 処理内容 | 参照 |
|---|---|---|
c |
指定した設定ファイルを使用します。 (アドバンスト モードのみ) | ここをクリック |
e |
プレイリストのタイトル、制作者、および著作権情報を無効にします。 | ここをクリック |
f |
プレイリストのタイトル、制作者、および著作権情報を強制的に更新させます。これはデフォルトの動作です。 | ここをクリック |
nN |
N 個のファイルを再生した後に停止します。ここで N は、再生するファイル数を指定する整数です。-n だけを指定すると、連続ループ再生になります。これはデフォルトの動作です。 |
ここをクリック |
r |
プレイリスト ファイルをランダムに送信 (シャッフル再生) します。 | ここをクリック |
t |
UDP ではなく、強制的に TCP 転送します。(ベーシック モードのみ) | ここをクリック |
w |
ほかのストリームとのウォールクロック同期を有効にします。 | ここをクリック |
デフォルトでは、SLTA はクリップまたはプレイリストを繰り返しループ再生します。たとえばファイルを 1 つだけ指定すると、ユーザーがブロードキャストを停止するまで、SLTA はそのファイルを送信し続けます。コマンド ラインで -nN オプションや -r オプションを指定すると、デフォルトの再生動作を変更できます。
-nN スイッチは、再生するファイルの総数を指定します。たとえば、1 つのクリップを 1 回だけ再生する場合は、-n1 と指定します。2 回再生する場合は -n2 とします。また、3 つのクリップが含まれているプレイリストを 1 回再生する場合は、-n3 と指定します。-n5 と指定すると、単一のクリップを 5 回再生するか、プレイリストの最初の 5 つのクリップを再生することを意味します (プレイリスト内の各クリップを 5 回ずつ再生するのではありません)。3 つのクリップが含まれてるプレイリストに対して -n5 と指定すると、SLTA はこれら 3 つのクリップを順に再生した後、リストの先頭に戻って最初の 2 つのクリップをもう一度再生します。つまり、合計 5 つのクリップが再生されます。
SLTA は、プレイリストをループするとき、各ループの開始時に毎回プレイリストを読み込みます。これは、デフォルト動作である連続ループの場合でも、-nN オプションで回数が指定されている場合でも同様です。これにより、ブロードキャストの最中にプレイリストを変更することが可能です。プレイリストを変更するには、既存のプレイリストを編集するか、同じ名前を持つ別のプレイリストで置き換えます。SLTA では、現在のプレイリストにあるすべてのクリップの再生が終わると、変更されたプレイリストが使用されます。
| ヒント : この機能を利用すると、単一の長いプレイリストを作成しなくても、長時間のブロードキャストをストリームできます。最初のプレイリストは 1 時間継続するとします。この 1 時間のブロードキャスト中にプレイリストを変更して、次の 1 時間に再生するクリップを指定します。このようにして、次々に継続できます。 |
プレイリストを再生するときに -r オプションを指定すると、シャッフル再生を行うことができます。このオプションだけを指定し、-nN オプションを指定しない場合、プレイリストは繰り返しループ再生され、各ループでのクリップの再生順序はランダムになります。-r スイッチと -nN スイッチを両方使用すると、再生回数を指定したうえで、プレイリスト内のクリップをランダムに再生できます。たとえば、-r と -n10 を指定すると、SLTA は 5 つのクリップから成るプレイリストを 2 回送信し、各回でのクリップの再生順序はランダムになります。
-e オプションを指定すると、プレイリストに記述されているタイトル、作成者、および著作権情報は使用されなくなります。ただしこのオプションを指定しても、クリップにエンコードされているタイトル、作成者、著作権情報は RealOne Player で表示されます。デフォルト動作でもある -f オプションを指定すると、プレイリストによる上書きが有効になります。詳細については、「タイトル、制作者、著作権情報の追加」を参照してください。
ベーシック モードの場合、SLTA は Helix Universal Server への UDP 接続を開きます。ただし、-t オプションで強制的に TCP 接続する場合を除きます。TCP は伝送路損失の大きい環境では高い信頼性を持っていますが、ネットワークのオーバーヘッドも増大します。アドバンスト モードの場合、SLTA の設定ファイル内で TCP か UDP のいずれかを指定するため、-t オプションは使用できません。
-w オプションを指定すると、SLTA はパケット ストリームの最初のタイムスタンプを、SLTA マシン上のクロックで定義される時刻に設定します。その後は、SMIL ウォールクロック タイミング機能を使って、SMIL プレゼンテーション内のイベントとブロードキャスト ストリーム内の特定の時点とを同期させることができます。たとえば、SLTA のコンピュータ クロックで記録された時点の午後 2 時 35 分に広告を表示するようにできます。
| 詳細情報 : SMIL ウォールクロック機能の詳細については、『RealNetworks Production Guide (RealNetworks プロダクション ガイド)』の高度なタイミングに関する章を参照してください。 |
SLTA の実行中は、現在送信中のファイルの名前が表示されます。アスタリスク (*) の列は、そのファイルで送信済みの割合を示しています。たとえば、数字の 5 の下まで並んだアスタリスクは、そのファイルの送信が約 50% 完了したことを示します。たとえば、次のようになります。
Transmitting Welcome.rm...
0----1----2----3----4----5----6----7----8----9----10
***********************
指定されたオプションとプレイリスト (使用する場合) に従ってすべてのファイルを送信し終わると、SLTA は自動的に停止し、「Done (完了)」というテキストを表示します。見つからないファイルや、前のファイルと異なるフォーマットでエンコードされているファイルなど、送信できないファイルがプレイリストにある場合は、そのファイルをスキップしてエラー メッセージを出力し、次のファイルを送信します。
通常は SLTA を手動で停止する必要はありません。ただし、完了前にブロードキャストを中止する場合や、連続ループのブロードキャストを終了させる場合は手動で停止させます。Windows で SLTA を停止するには、SLTA を起動したコマンド ラインで Ctrl+c キーを押します。UNIX で SLTA を停止するには、SLTA プロセスのプロセス ID を指定して kill コマンドを実行します。
ここでは、疑似ライブ ブロードキャストのリンク形式について説明し、RealMedia ブロードキャストのリンクの例も示します。ほかのフォーマットでのブロードキャストの場合は、そのフォーマットに適したトランスミッタ マウント ポイントとストリーム名を使用する必要があります。
ベーシック モードでの SLTA ブロードキャストへのリンクには、「ユニキャストへのリンク」で説明しているユニキャスト URL の形式を使用します。
RealMedia ブロードキャストで Helix Universal Server が HTTP のデフォルト ポート 80 を使用する場合、Web ページからこのブロードキャストへのリンクは次のようになります。
http://helixserver.example.com/ramgen/broadcast/archive.rm |
/ramgen/ マウント ポイントは RealOne Player を起動します。Windows Media ブロードキャストの場合は /asxgen/ を使用します。/broadcast/ です。このマウント ポイントは、SLTA で配信されるメディア形式すべてに対して使用します。冗長 SLTA トランスミッタを使用している場合、マウント ポイントとして /redundant/ を使用します。デフォルトのマウント ポイントは変更することができます。詳細については、「エンコーダ冗長性の設定変更」を参照してください。archive.rm のように指定します。これは、SLTA 起動時に指定するストリーム名です。ブロードキャストするクリップやプレイリストの実際の名前は使用しません。「メタファイルの使用方法」の説明のとおり、Ram ファイルまたは SMIL ファイルから RealMedia の擬似ライブ ブロードキャストを起動することもできます。この URL 形式は前の例と似ていますが、RTSP または MMS を指定し、/ramgen/ または /asxgen/ パラメータは省略します。下記の例では、RTSP ポートとしてポート 554 が使用されるため、ポート番号は省略されています。
rtsp://helixserver.example.com/broadcast/archive.rm |
アドバンスト モードのブロードキャストへのリンクには、「スプリット コンテンツへのリンク」で説明しているスプリット ブロードキャストへのリンクと同じ形式を使用します。プッシュ スプリットのリンクは Helix Universal Server レシーバを指しますが、ブロードキャストを識別するためにトランスミッタの名前を含んでいます。
RealMedia ブロードキャストで Helix Universal Server が HTTP のデフォルト ポート 80 を使用する場合、Web ページからこのブロードキャストへのリンクは次のようになります。
http://helixserver.example.com/ramgen/broadcast/Simulated/news/archive.rm |
/ramgen/ マウント ポイントは RealOne Player を起動します。Windows Media ブロードキャストの場合は /asxgen/ を使用します。/broadcast/ ですが、Helix Universal Server レシーバで別のマウント ポイントを定義することもできます。冗長 SLTA トランスミッタを使用している場合、マウント ポイントとして /redundant/ を使用します。デフォルトのマウント ポイントは変更することができます。詳細については、「エンコーダ冗長性の設定変更」を参照してください。/Simulated/ のように指定します。この名前は、設定ファイルの SourceName 変数で設定されています。詳細については、「トランスミッタの基本プロパティの設定」を参照してください。news/ などのパス名は省略可能です。設定ファイルの PathPrefix 変数に「*」以外の値を指定した場合だけ、パス名を含めます。詳細については、「パスによるストリームの振り分け」を参照してください。archive.rm のように指定します。これは、SLTA 起動時に指定するストリーム名です。ブロードキャストするクリップやプレイリストの実際の名前は使用しません。「メタファイルの使用方法」で説明したように、Ram ファイルまたは SMIL ファイルから RealMedia の擬似ライブ ブロードキャストを起動することもできます。この URL 形式は前の例と似ていますが、RTSP または MMS を指定し、/ramgen/ または /asxgen/ パラメータは省略します。下記の例では、RTSP ポートとしてポート 554 が使用されるため、ポート番号は省略されています。
rtsp://helixserver.example.com/broadcast/Simulated/news/archive.rm |
プッシュ スプリットの場合と同様に、プル スプリットでもリンクを使ってレシーバからのストリームを要求します。リンクには、ブロードキャストの発信元トランスミッタも示されます。ただし、SLTA 設定ファイルで指定されているトランスミッタ名は、このリンクでは使用されません。その代わり、トランスミッタのアドレスとリッスン ポートが示されるため、レシーバはトランスミッタを探してブロードキャスト ストリームをプルできます。
RealMedia ブロードキャストで Helix Universal Server が HTTP のデフォルト ポート 80 を使用する場合、Web ページからこのブロードキャストへのリンクは次のようになります。
http://helixserver.example.com/ramgen/broadcast/pull/simulator.example.com:2030/news/archive.rm |
/ramgen/ マウント ポイントは RealOne Player を起動します。Windows Media ブロードキャストの場合は /asxgen/ を使用します。/broadcast/ ですが、Helix Universal Server レシーバで別のマウント ポイントを定義することもできます。冗長 SLTA トランスミッタを使用している場合、マウント ポイントとして /redundant/ を使用します。デフォルトのマウント ポイントは変更することができます。詳細については、「エンコーダ冗長性の設定変更」を参照してください。/pull/ のように指定します。この名前はレシーバ定義で設定されています。詳細については、「プル スプリット要求を有効にする」を参照してください。/simulator.example.com:2030/ となっています。リッスン ポートは SLTA 設定ファイルで定義されています。詳細については、「プル スプリット関連の変数の設定」を参照してください。| 注意 : Windows Media をブロードキャストする場合、エイリアスを使ってアドレスとポートをマスクする必要があります。エイリアスについては「URL のエイリアスの使い方」を参照してください。 |
news/ などのパス名は省略可能です。設定ファイルの PathPrefix 変数に「/」以外の値を指定した場合だけ、パス名を含めます。詳細については、「プル スプリット関連の変数の設定」を参照してください。archive.rm のように指定します。これは、SLTA 起動時に指定するストリーム名です。ブロードキャストするクリップやプレイリストの実際の名前は使用しません。「メタファイルの使用方法」で説明しているとおり、Ram ファイルまたは SMIL ファイルから RealMedia ブロードキャストをプルすることもできます。この URL 形式は前の例と似ていますが、RTSP または MMS を指定し、/ramgen/ または /asxgen/ パラメータは省略します。下記の例では、RTSP ポートとしてポート 554 が使用されるため、レシーバの RTSP ポート番号は省略されています。
rtsp://helixserver.example.com/broadcast/pull/simulator.example.com:2030/news/archive.rm |
| 注意: Windows Media をブロードキャストする場合、エイリアスを使ってアドレスとポートをマスクする必要があります。エイリアスについては「URL のエイリアスの使い方」を参照してください。 |
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