Helix Universal Proxy バージョン 9.0 は、拡張性を強化し、サード パーティからのソリューションとの協調性を高める新しいアーキテクチャをベースにして設計されています。この章では、Helix Universal Proxy の最新バージョンに追加された機能とアップグレードの留意点について説明します。
Helix Universal Proxy では、Helix Universal Server からキャッシュへのデータ転送に RTSP プロトコルを使用します。 キャッシュ取得接続を確立するために RTSP を使用すると、以前のバージョンで使用されていた独自のプロトコル MEI とは異なり、Helix Universal Proxy を運用するためにファイヤーウォールを特別に設定する必要がありません。 さらに、HTTP キャッシュではないので、現在お使いの Web キャッシュ機能と干渉することはありません。
Helix Universal Proxy では、Helix Universal Server からのライブ スプリット接続を要求をするために RTSP プロトコルを使用します。 プロキシによって RTSP コントロール チャネルが554 のポートでサーバーと接続され、ライブ ブロードキャストを要求したり、ライブ パケット転送を処理します。 さらに、このバージョンの Helix Universal Proxy では、ライブ スプリット ブロードキャスト向けの自動処理機能があります。この機能は、ライブ パケットの転送を行う際に、まず UDP を試み、(UDP が使用できないときには) その後 TCPを試行します。
Helix Universal Server と組み合わせることにより、Helix Universal Proxy は、ライブでの RealAudio または RealVideo ブロードキャストをスプリットするときの帯域幅を節約することができます。 SureStream 対応スプリットでは、このバージョンの Helix Universal Proxy は通常はクライアントが要求したビット レートだけをプロキシし、複数のビット レート ストリームを送信することはしません。
RealSystem Proxy バージョン 9 では、Windows Media 形式のデータを Windows Media Player にストリームできるようになりました。 Helix Universal Proxy は、MMS (Microsoft Media Services) プロトコルを使用して Windows Media 形式をプロキシします。
Helix Universal Server と一緒に使用すると、このバージョンの Helix Universal Proxy では、MPEG 4のデータもサポートされます。
| 注意 : Helix Universal Proxy は MPEG ファイルをオンデマンドで配信します。 MP3 形式を除いては、MPEG ライブ ブロードキャストは現在サポートされていません しかし、配信元 Helix Universal Server がサーバー機能の SLTA を使用してライブ ブロードキャストをシミュレーションする場合には、Helix Universal Proxy はあらかじめ記録された任意のサポートされている MPEG クリップを配信することができます。 |
このバージョンの Helix Universal Proxy は Helix Universal Server と組み合わせることにより、パススルー モードでの配信に加えてプロキシ キャッシュによって RealMedia 可変ビット レート ビデオ形式 (拡張子は.rmvb) を配信できます。
カスタム ロギングは、より柔軟性の高いレポート作成システムです。カスタム ロギングでは、取り込む情報の種類、取り込むタイミングと頻度、配信方法を定義するテンプレートに基づいてレポートを作成します。テンプレートは自作することもできるし、提供されているテンプレートを使用することもできます。詳細については、第 14 章「カスタム ロギング」を参照してください。
冗長プロキシ機能を使用すると、ストリーミング メディア コンテンツの配信に新たなレベルの冗長性を持たせることができます。RealOne Player と Helix Universal Proxy の間の RTSP 接続が切断されると、デフォルトでは RealOne Player が 同じ Helix Universal Proxy に再接続を試みます。しかし、このバージョンの Helix Universal Proxy では、代用プロキシが指定されている場合は、RealOne Player はその代用プロキシへの接続を試みます。詳細については、「冗長プロキシを使用する」を参照してください。
このセクションでは、Helix Universal Proxy のアップグレードに関する問題について説明します。
Helix Universal Proxy を使用して行えるすべての処理は、Helix Universal Server および将来のバージョンの Helix Universal Server でシームレスに実行できます。詳細については、次の表を参照してください。
| ヒント : RealSystem Server バージョン 8 でプル スプリットを使用するには、Helix Universal Proxy 設定ファイルの rmproxy.cfg を修正する必要があります。「RealSystem Server バージョン 8 でプル スプリットを使用する」を参照してください。 |
Windows では、Helix Universal Proxy は、下記のデフォルト ディレクトリにインストールされます。以前のバージョンのインストール パスとは異なります。
C:\Program Files\Real\Helix Proxy |
デフォルトのディレクトリを選択した場合には、「異なるディレクトリでのアップグレード」に説明があるように、ログおよびその他のファイルを新規ディレクトリ ツリーに移動させる必要があります。
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