この章では、Helix Universal Proxy の基本的なセット アップについて説明します。 このセットアップには、ポートの指定、IP アドレスへのバインド、プル スプリットの有効化などが含まれます。 システム設定やインストール時に選択した値によっては、設定内容を変更する必要がない場合もあります。
使用する機能にかかわらず、すべての Helix Universal Proxy に適用される重要な設定があります。この章では、そのような設定について説明します。
インストール時、Helix Universal Proxy がクライアントにクリップを送信するのに使用しする各メソッド (パス スルー、キャッシュ、およびプル スプリット) は、すぐに使用できる状態になっています。 プロキシの基本機能を利用するためにさらに必要な設定はありません。 このセクションでは、機能を追加する場合のための補足情報を提供します。
パススルー モードは常に有効です。この機能を有効または無効に切り替えることはできません。
メディア キャッシュはデフォルトで有効です。何も変更しなくても、自動的にキャッシュを使用できます。
キャッシュ機能では以下の設定が使用されます。これらの設定はあらかじめ設定されています。
Enabled (有効)] に設定されています。 Cache です。キャッシュの大きさが最大サイズに達すると、Helix Universal Proxy は要求回数が最も少ないメディアを削除します。この方式を LRU (Least Recently Used) といいます。
| ヒント :キャッシュできる量が多ければ多いほど節約できる帯域幅も多くなるので、できるだけキャッシュ サイズを大きくすることを推奨します。 |
| キャッシュのサイズを変更するには、以下の手順に従ってください。 |
クライアントがライブ ストリームを要求すると、Helix Universal Proxy は、トランスミッタの役割を果たす Helix Universal Server がプル スプリットを使用するように設定されているかどうかを調べます。次に、Helix Universal Proxy は非常に効率の良いプル スプリット接続を使用してライブ ストリームを取得します。
Helix Universal Proxy は以下の設定を使用してプル スプリットを実行します。これらの設定は、Helix Administrator で [Proxy Setup (プロキシのセット アップ)] > [Splitting (スプリット)] の順にクリックすると表示できます。また、これらの設定はあらかじめ設定されています。
| 注意 : TCP を使用して Helix Universal Proxy に到着したトランスミッタ ストリームは、クライアント側の再バッファや、クライアント接続を開始する時の待ち時間の増加を引き起こす可能性があります。 |
Helix Universal Proxy と RealSystem Server バージョン 8 を組み合わせてプル スプリットを実行する場合は、Helix Universal Proxy の設定ファイル rmproxy.cfg 内の変数の値を変更する必要があります。
| 警告 ! 設定ファイルをテキスト エディタで編集すると Helix Universal Proxy が使用できなくなる場合があります。変更を行う前に、付録 A を参照してください。 |
| RealSystem Server バージョン 8 でプル スプリットを有効にするには、以下の手順に従ってください。 |
Splitter_DoubleURLEnable 変数をみつけ、この値を0 から 1 に変更します。変数は以下のように表示されます。<Var Splitter_DoubleURLEnable="1"/>マルチキャストはデフォルトで有効です。マルチキャストを実行するための Helix Universal Proxy の設定手順については、第 8 章「マルチキャスト」を参照してください。
Helix Universal Proxy が特定のプロトコルを使って要求をリッスンする場所の指定、つまりポート設定は、インストール時に作成されています。Helix Administrator でこれらの設定を表示するには、[Proxy Setup (プロキシのセットアップ)] > [Ports (ポート)] の順にクリックします。
rtsp:// で始まります。インストール時、この値は 554 です。 | 注意 : UNIX システムで 1024 より小さい番号のポートを使用するには、スーパーユーザーとしてログインする必要があります。 |
pnm:// で始まります。デフォルト値は 1090 です。 1755 です。初めてクライアントをセットアップした後に RTSP ポートや PNA ポートのポート番号を変更する場合、RealNetworks メディア プレーヤーを再設定してその新しいポートを追加する必要があります。Helix Universal Proxy がクライアントで指定されているポートでリッスンしていない場合、要求は受信されません。
これは MMS ポートのポート番号を変更する場合も同様です。Windows Media Player を再設定して新しいポート番号を追加する必要があります。
| 注意 : Helix Universal Proxy と、ポートを使用するほかのアプリケーションが同じコンピュータ上にある場合、HTTP ポート設定の変更が必要になることがあります。その他の情報については、「同一システム上でほかのアプリケーションと Helix Universal Proxy を実行する」を参照してください。 |
実際のポート設定のほか、Helix Universal Server 上のポートの動作を決めるほかのグローバル設定があります。以下では、この機能について説明します。
Helix Universal Proxy が起動すると、コンピュータでみつかった最初のインターフェイス、つまりネットワーク インターフェイス 0 に IP アドレスを割り当てます。マルチホーム マシンと呼ばれる、複数のネットワーク インターフェイスをもつコンピュータの場合、常に特定の IP アドレスを使用するように Helix Universal Proxy を設定することができます。 この機能を使って、使用する個々の IP アドレスを選択したり、すべての IP アドレスをマシンにバインドしたりできます。
Helix Universal Proxy はデフォルトでローカルホスト アドレス (ループバック アドレスともいいます) にバインドされています。このアドレスによって、Helix Universal Proxy から、同じコンピュータにインストールされたクライアントへの擬似ネットワーク接続が可能になります。 このアドレスはテストで使用すると便利です。情報はネットワーク上に送信されませんが、接続はネットワークから来ているように見えます。 このアドレスは、127.0.0.1 というように、ドット区切りの形で表現できます。
IP バインド機能を使って、Helix Universal Proxy で使用するためにすべてのアドレスを確保することができます。 このためには、IP アドレス 0.0.0.0 を指定し、ほかの IP アドレスをすべて削除します。 Helix Universal Proxy は自動的にすべてのアドレスとローカルホストにバインドします。 ほとんどの場合、RealNetworks は全アドレスへのバインドを推奨します。
Helix Universal Proxy を 1 つ以上の特定のアドレスにバインドすると、Helix Universal Proxy はそれらのアドレスにバインドしますが、ほかのアドレスにはバインドしません。 つまり、ローカルホストにはバインドされないのです。 特定のアドレスとローカルホストにバインドするには、両方を IP バインディング リストに追加する必要があります。
| 注意 : ファイヤーウォールを使用している場合、IP バインディング リストに追加されたアドレスのトラフィックが通過できるよう、ファイヤーウォールを設定する必要があります。詳細については、「複数の IP アドレスを使用する」を参照してください。 |
Helix Universal Proxy を IP アドレスにバインドするには、Helix Administrator を使用します。 変更を行った後、Helix Universal Proxy を再起動する必要があります。
| Helix Universal Proxy のために IP アドレスを予約するには、以下の手順に従ってください。 |
| 警告 ! アドレスを間違えないよう、注意して入力してください。このコンピュータに存在しない IP アドレスを入力すると、Helix Universal Proxy を再起動または起動できなくなります。 |
警告 ! 0.0.0.0 または特定のアドレスのどちらかを使用することはできますが、両方同時に使用することはできません。両方同時に使用すると、Helix Universal Proxy は起動しません。
|
Helix Universal Proxy の接続を制限したり、プロキシとサーバー間、およびプロキシとクライアント間のそれぞれで使用できる帯域幅の総量を制限することで、ネットワークでの帯域幅消費量を管理することができます。詳細については、第 9 章「帯域幅の管理」を参照してください。
RealOne Player から受信した URL に基づき、ある Helix Universal Prox からほかのいろいろな親プロキシに対してストリーミング メディア トラフィックをルーティングすることができます。詳細については、「プロキシ ルーティング」を参照してください。
プライマリ Helix Universal Proxy へのネットワーク接続がダウンしたとき、それとは別に併設されている Helix Universal Proxy を使用してストリーミング メディア トラフィックのルーティングを継続できるように、ネットワークをセット アップできます。詳細については、「冗長プロキシを使用する」を参照してください。
Helix Universal Proxy と Helix Universal Server の両方を管理する場合、たとえば企業の内部 (Helix Universal Proxy) と外部 (Helix Universal Server) の両方の Web プレゼンスを管理する場合や、ISP ホストがクライアントに Helix Universal Server ストリーミング サービスを提供する場合は、以下のことに注意する必要があります。
データ交換のためにポートを使用するほかのアプリケーションと同一のシステムに Helix Universal Proxy をインストールしている場合、ほかのアプリケーション (Web サーバなど) と Helix Universal Proxy が同じポートを使おうとしないよう、さらに追加の手順を実行する必要があります。 たとえば、ほとんどの Web サーバは HTTP 要求のために ポート 80 を使用します。 Helix Universal Proxy はインストール中にデフォルトの HTTP ポート値として 8080 を設定します。しかし、Helix Universal Proxy がポート 80 (Web サーバと同じポート) を使用するようユーザーが設定する場合、問題が発生します。 このような問題を回避するため、以下の手順のどちらかを実行してください。
Helix Universal Proxy はメディア配信のために HTTP ポートは使用しません。ただし、Helix Universal Proxy と Helix Universal Server の共有コードのため、Helix Universal Proxy のインストール中に HTTP ポート設定を定義しておく必要があります。 RealNetworks は競合を回避するためにポート 8080 を許可することを推奨します。
インストール後に HTTP ポート設定を変更する必要がある場合、設定ファイル rmproxy.cfg (またはほかの名前になっていることもあります) を手動で編集しなければなりません。
| 警告 ! 設定ファイルをテキスト エディタで編集すると Helix Universal Proxy が使用できなくなる場合があります。変更を行う前に、付録 A を参照してください。 |
| Helix Universal Proxy のインストール後、HTTP ポートの値を変更するには、次の手順に従ってください。 |
HTTPPort 変数をみつけ、この値を 8080、または他のアプリケーションと競合しない値に変更します。 Helix Universal Proxy で使用する IP アドレスを最低 1 個予約し、Web サーバではそのアドレスを使用しないようにしておく必要があります。 このためにはマルチホーム マシンが必要です。「特定アドレスにバインドする」を参照してください。
UNIX 上の Helix Universal Proxy はデフォルトで起動者のユーザー名とグループ名を使用します。 ただし起動後は、すぐに別のユーザーとグループの設定に切り替えることができます。 そのため、Helix Universal Proxy を root として起動し、RTSP 通信のためにポート 554 をキャプチャしてから、異なるユーザーとグループのアイデンティティを使用することも可能です。 ユーザー名とグループ名はオペレーティング システムによってあらかじめ定義されており、Helix Universal Proxy の Logs ディレクトリと Cache ディレクトリ、また Helix Universal Proxy 設定ファイルへの書き込み権限をもっていなければなりません。
| グループ名やユーザー名を変更するには、以下の手順に従ってください。 |
%-1 です。これは、Helix Universal Proxyが、ログインして Helix Universal Proxy を起動したユーザーのユーザー名を使用することを意味します。%-1 です。これは、Helix Universal Proxyが、ログインして Helix Universal Proxy を起動したユーザーのグループ名を使用することを意味します。複数の CPU プロセッサを使用するシステムでは、ProcessorCount 変数に、Helix Universal Proxy が使用できるプロセッサ数を設定する必要があります。この変数が存在しない場合、Helix Universal Proxy は自動プロセッサ テストを実行します。ただし、テストを実行している間、システムがほかの処理で忙しい場合は正確なテスト結果が出ない可能性があります。また、root 以外のユーザー ID で Helix Universal Proxy を実行している場合、CPU 検出システムは使用できません。
ProcessorCount 変数にデフォルト値の 0 が設定されている場合は、Helix Universal Proxy が自動プロセッサ テストを使用して、使用できるプロセッサ数を決定することを意味します。システムに複数のプロセッサがある場合、設定ファイルを編集してプロセッサ カウントを手動で設定する必要があります。編集する前に、必ず設定ファイルのバックアップ コピーを作成してください。
rmproxy.cfg ファイルを開いて、<Var ProcessorCount="0"/> 変数を、使用できるプロセッサの数に設定します。たとえば、2 台のプロセッサを持つホスト システムの場合、以下のように設定します。<Var ProcessorCount="2"/> |
rmserver プロセスを --sct コマンドを使って起動します。以下に例を示します。./ |
この場合、Helix Universal Proxy を起動して 512 メガバイトのメモリを割り当てますが、CPU 検出テストは実行しません。
|
|
© 2002 RealNetworks, Inc. All rights reserved. 詳細については、RealNetworks を参照してください。 画面左側に目次フレームが表示されない場合は、ここをクリックしてください。 |