この章では、Windows オペレーティング システムをお使いの場合に、Helix Producer のメイン ウィンドウで、ジョブをセット アップする方法を説明します。エンコーディング ジョブとは何か、ジョブの作成と保存の方法、および複数のジョブを一度に使う方法について説明します。
エンコーディング ジョブ (以下「ジョブ」) とは、Helix Producer に RealMedia をエンコードする方法を指示するファイルです。ジョブには、エンコーディング セッションを構成する、さまざまな観点からのすべての設定が含まれます。基本レベルでは、ジョブのセット アップで、入力が何で、その入力をどのようにストリーミング メディアにエンコードし、エンコードされた出力をどこへ送信するか、について定義します。この流れを下図に示します。
ジョブを構成するこれらの部分については、残りの章で詳しく説明します。まずはこの章で、後ほど使用するジョブの作成と保存の方法、さらに複数のジョブを使うことの利点について説明します。
Helix Producer でエンコードするには、まず新しいジョブを作成します。
入力または出力の宛先の設定を行うと、Helix Producer にジョブが自動的に作成されます。また、新規ジョブを手動で作成した上で、後から設定を行うことも可能です。
新しいジョブを手動で作成すると、名前のないジョブがジョブ マネージャに表示されます。この名前のないジョブには入力や出力の定義がなく、またエンコーディングはデフォルトの設定が使われます。
| 名前のない新しいジョブを作成するには、以下の手順に従ってください。 |
ジョブマネージャは、現在のセッションで使用しているエンコーディング ジョブを絶えず監視します。 一度に複数のジョブを迅速にコントロールすることもできます。詳細については、「複数ジョブの使用」を参照してください。
[Status (ステータス)]ジョブのステータスの説明。[Ready (実行可)]、[Not Ready(準備中)]、[Analyzing(解析)]、[Encoding(エンコード)] および [Done(完了)]
ジョブを作成したら、次はジョブを構成する別のコンポーネントを定義します。その後、ジョブを保存します。保存したジョブは、後で使用したり、共有したりすることができます。
| ジョブをファイルに保存するには、以下の手順に従ってください。 |
[Save As (名前を付けて保存)] ダイアログ ボックスが表示されます。
ジョブを保存すると、拡張子 .rpjf のジョブ ファイルが作成され、ユーザーのコンピュータに保管されます。このジョブ ファイルは、2 通りの方法で変更できます。ジョブを開き (後述の「既存のジョブを開く」参照)、Helix Producer のインターフェイスから設定を変更します。また、ジョブを構成するほかのコンポーネントや設定に精通していれば、XML エディタやテキスト エディタを使用して変更することもできます。 ジョブ ファイルの編集についての詳細情報は、付録 B: 「ジョブ ファイル リファレンス」を参照してください。
ジョブを作成し、保存したら、テンプレートとして使うことができます。頻繁に発生するさまざまなエンコーディングの状況に対してジョブを作成し、後でそのジョブに変更を追加します。
たとえば、モデムによる視聴者向けに、ファイルのリストを RealMedia にエンコードすることがよくある場合は、ダミー ファイルの入力でジョブを保存し、入力を後で変更できます。または、ライブ ビデオをインターネット上で定期的に複数のサーバーに限定してブロードキャストする必要がある場合は、その他のすべての設定でジョブを作成しておけば、宛先だけの修正で済みます。このように、ブロードキャストをいつでも迅速に準備し、実行できるようになります。
| ヒント : 現在のジョブの設定をデフォルトとして保存するには、メニューで [Settings (設定)] > [Default Settings (デフォルト設定)] > [Save Current as Default (デフォルトとして保存)] の順にクリックします。[Settings (設定)] > [Default Settings (デフォルト設定)] > [Restore Original Default (元のデフォルトに戻す)] の順にクリックすると、いつでもデフォルトの設定に戻すことができます。 |
ジョブを保存したら、そのジョブを共有できます。つまり、ジョブ ファイル (.rpjf ファイル) を別のユーザーに与えることができるのです。そのユーザーは、自身の Helix Producer で与えられたジョブ ファイルを開き、RealMedia にエンコードできます。入力や出力の宛先を設定済みの場合、新しいユーザーはジョブで定義された同じソースと宛先にアクセスする必要があります。
Helix Producer を使うたびに新しいジョブを作成する必要はありません。ジョブを以前作成している場合や、ジョブをほかのユーザーから受け取っている場合は、そのジョブを開き、ジョブ マネージャに追加できます。
| 既存のジョブを開くには、以下の手順に従ってください。 |
[Open Job File (ジョブファイルを開く)] ダイアログ ボックスが表示されます。
Helix Producer の強力な機能の 1 つに、同時に複数のジョブを作成し、制御できるという機能があります。ジョブ マネージャは、追加され、変更待ちまたはエンコード待ちのジョブを表示するのに使われます。
このセクションでは、複数ジョブを使うことの利点と、効果的に使うためのヒントを説明します。
2 つ以上のジョブを順番にエンコードするように設定することを、「バッチ」エンコーディングと呼びます。バッチ エンコーディングが最も有効なのは、実質的に同じ設定でエンコードする必要のあるファイルが多数あるときです。
| ジョブのバッチをエンコードするには、以下の手順に従ってください。 |
| ヒント : 全く同じ設定で多くのジョブを作成するには、ジョブを選んでからメディア ファイルを Helix Producer にドラッグ & ドロップします。 選択したジョブと全く同じ設定で、新しいジョブがそれぞれのファイルに対して作成されます。また、ジョブを右クリックし、メニューから [Duplicate (複製)] をクリックしても、ジョブを複製することができます。 |
選択するには、Ctrl キーを押しながらそれぞれのジョブを選択するか、Shift キーを押しながらジョブのグループを選択します。
エンコーディングの詳細については、「エンコーディング ジョブの開始とモニタ」の章を参照してください。
マルチタスクでは、Helix Producer で作業を継続する前に、エンコーディングが完了するまでジョブを待つ必要はありません。あるジョブでエンコーディング中に、ほかのジョブを追加したり、新しいジョブを作成したりして、ジョブの別のコンポーネントの設定を定義し始めることができます。
|
|
© 2002 RealNetworks, Inc. 詳細については、RealNetworks を参照してください。 画面左側に目次フレームが表示されない場合は、ここをクリックしてください。 |