この章では、Helix Producer をコマンド ラインから実行する方法を説明します。Helix Producer コマンド ライン アプリケーションでは、ストリーミング メディアを、ファイルとライブ ブロードキャストの両方にエンコードする機能を提供します。また、コマンド ラインを使ってストリーミング メディア ファイルを作成したり変更したりする、その他のユーティリティについても説明します。
producer.exe アプリケーションは、Helix Producer のメイン インタフェースと完全に同等のエンコーディング機能を提供します。また、このアプリケーションは、ワイルドカードを使用してファイルをバッチ エンコードするユーザー向けに設計されています。
このアプリケーションは 2 とおりの使い方があります。1 つ目の使い方は、エンコード処理のさまざまな側面を表すオプションとその値を指定して、プログラムを実行する方法です。2 つ目の使い方は、ジョブ ファイルを作成し、そのジョブ ファイルでプログラムを実行する方法です。ジョブ ファイルは、Helix Producer にエンコーディング セッションの実行方法を指定するテキスト ファイルとして保存されます。
このセクションの残りの部分では、producer.exe アプリケーションの構文をすべて説明し、すべてのオプションについてはそれぞれ個別のセクションで詳細に説明します。最後に、一般的な使い方の例をいくつか示します。
このセクションでは、producer コマンド ライン アプリケーションを使用してストリーミング メディアをエンコードするための、基本的な構文について説明します。また、アプリケーションで利用できるオプションについて簡単に説明します。この章の後ろにあるリファレンスでは、オプションの詳細情報を記載しています。
producer.exe コマンド ライン アプリケーションの基本構文は次のとおりです。
|
| オプション | 値 | 機能 | リファレンス |
|---|---|---|---|
-ac |
オーディオ デバイス ID |
オーディオ キャプチャ 入力デバイスの ID を指定します。 | ここをクリック |
-ap |
オーディオ ポート |
オーディオ キャプチャ入力のポートを指定します。 | ここをクリック |
-i |
ファイル名.拡張子 |
入力ファイル名を設定します。 | ここをクリック |
-vc |
ビデオ デバイス ID |
ビデオ キャプチャ 入力デバイスの ID を指定します。 | ここをクリック |
-vp |
ビデオ ポート |
ビデオ キャプチャ入力のポートを指定します。 | ここをクリック |
| -vf | videoFormat | (Linux のみ)ビデオ キャプチャ デバイスのビデオ形式を指定します。 | ここをクリック |
また、[output] は次のどれかになります (複数可)。
| オプション | 値 | 機能 | リファレンス | |
|---|---|---|---|---|
-o |
ファイル名.rm |
出力ファイル名を設定します。 | ここをクリック | |
-sg |
Username:Password@Server:Port/ |
アカウントベースのエンコーダ プロトコルを使ってサーバー定義を設定します。 | ここをクリック | |
-si |
Password@Server:Port/ |
プル ブロードキャストを使用するサーバー起動のブロードキャスト出力ストリームに必要な設定を指定します。 | ここをクリック | |
-sp |
Password@Server:PortRange/ |
プッシュ ブロードキャストを使用するライブ サーバー出力に必要な設定を指定します。 | ここをクリック | |
-sd |
|
あらかじめ設定済みの Server Destination を出力として使用します。 | ここをクリック |
[general_options] は、次のどれかになります (複数可)。
| オプション | 値 | デフォルト | 機能 | リファレンス |
|---|---|---|---|---|
-a |
テキスト |
(なし) | 制作者名をエンコードします。 | ここをクリック |
-ad |
オーディエンス テンプレート名 |
16k、28k、56k、または 256k | オーディエンス テンプレートのエンコーディング スピードを指定します。 | ここをクリック |
-ag |
-12 〜 12 |
0 |
オーディオ ゲイン フィルタを使用します。 | ここをクリック |
-am |
voice|music |
voice |
オーディオ タイプを設定します。 | ここをクリック |
| -arq | fast|high |
high | オーディオの再サンプリングに使われるタイプを設定します。 | ここをクリック |
-bl |
(なし) | true | 黒レベル フィルタを適用します。 | ここをクリック |
-c |
テキスト |
(なし) | エンコードされる著作権を設定します。 | ここをクリック |
-cj |
ファイル名.rpjf |
(なし) | ジョブ ファイルを作成します。 | ここをクリック |
-cr |
左,上,幅,高さ |
(なし) | 切り取りパラメータをピクセル単位で設定します。 | ここをクリック |
-d |
dd:hh:mm:ss.xyz |
無限長 |
エンコーディングにかける総時間を設定します。 | ここをクリック |
-de |
テキスト |
(なし) | クリップの説明を設定します。 | ここをクリック |
-di |
auto|d|i|both |
(なし) | インタレース除去フィルタやテレシネ フィルタを適用します。 | ここをクリック |
-dlf |
(なし) | (なし) | ファイルへのロギングを無効にします。 | ここをクリック |
-dls |
(なし) | (なし) | 画面へのロギングを無効にします。 | ここをクリック |
-k |
テキスト |
(なし) | キーワードを追加します。 | ここをクリック |
-lc |
error|warning|info|diagnostic |
(なし) | ロギングのカテゴリを指定します。 | ここをクリック |
-nf |
low|high |
(なし) | ビデオ ノイズ フィルタを適用します。 | ここをクリック |
-q |
(なし) | (なし) | 画面へのすべての出力を無効にします。 | ここをクリック |
-rq |
fast|high |
fast |
サイズ変更による品質を指定します。 | ここをクリック |
-rs |
幅x高さ |
0x0 | サイズ変更する大きさを設定します。 | ここをクリック |
-t |
テキスト |
(なし) | タイトルを追加します。 | ここをクリック |
-dt |
(なし) | (なし) | 2pass エンコーディングを無効にします。 | ここをクリック |
| -da | (なし) | (なし) | 入力からのオーディオを無効にします。 | |
| -dv | (なし) | (なし) | 入力からのビデオを無効にします。 | |
-vm |
sharp|normal|smooth|slideshow |
normal |
ビデオ モードを設定します。 | ここをクリック |
また、ストリーミング メディアをエンコードしないで、情報を表示するためにアプリケーションを使うこともできます。
|
ここで、[information_options] は、次のどれかになります。
| オプション | 機能 | リファレンス |
|---|---|---|
-pa |
-ad オプションといっしょに使い、オーディエンス テンプレート情報を出力します。 |
ここをクリック |
-pd |
-d オプションといっしょに使い、デバイス情報を表示します。 |
ここをクリック |
-ps |
-sd オプションといっしょに使い、サーバー定義を出力します。 |
ここをクリック |
-v |
Helix Producer のバージョン番号を表示します。 | ここをクリック |
以下のセクションでは、producer コマンド ライン アプリケーションで使う入力と出力のオプションについて、詳細を説明します。
ネットワークかローカル ドライブにあるエンコードされる入力ファイル。ワイルドカードを使用して、ジョブのバッチを実行することもできます。設定する値は、有効なジョブ ファイル名です。作業ディレクトリからの相対パスも、絶対パスも、使用することができます。下記に例を示します。
-i myfile.avi |
入力オーディオ デバイスのオーディオ デバイス ID を指定します。このオプションの使用は、-i オプションに優先します。デバイス情報の出力 (-pd) オプションを使用して、システム上の値をリストします。また、ワイルドカードを使うこともできます。下記に例を示します。
-ac 0 |
入力オーディオ デバイスのオーディオ ポートを指定します。これは -i オプションに優先します。デバイス情報の出力 (-pd) オプションを使用して、システム上の値をリストします。下記に例を示します。
-ap "mic" |
ビデオ入力 デバイスのデバイス ID を指定します。これは -i オプションに優先します。デバイス情報の出力 (-pd) オプションを使用して、システム上の値をリストします。下記に例を示します。
-vc 0 |
ビデオ入力 キャプチャ デバイスのデバイス ポートを指定します。このオプションを省略すると、現在のミキサー設定が使われます。これは -i オプションに優先します。デバイス情報の出力 (-pd) オプションを使用して、システム上の値をリストします。また、ワイルドカードを使うこともできます。下記に例を示します。
-vp 0 |
Linux のみのオプション。ビデオ入力 キャプチャ デバイスのビデオ形式を指定します。 可能な値は、NTSC、PAL、SECAM、AUTO、または整数です。下記に例を示します。
-vf SECAM |
ジョブが終わり、デバイスからのエンコーディングが停止するまでにかかる時間を指定します。接続時間は、日:時:分:秒で指定します。
[d:][h:][m:][s[.ms]] |
-d 90 (90 秒) |
出力 RealMedia ファイルのファイル名。複数の入力ファイルが使われる (バッチ エンコーディング) 場合はディレクトリ。複数ファイルが使われる場合、出力名は自動的に生成されます。指定した出力ディレクトリが存在しない場合は生成されます。
RealMedia ファイルの通常のファイル拡張子は .rm です。可変ビット レート (VBR) でエンコーディングする場合は、.rmvb を拡張子にしなければなりません。
-o C:\files\movie.rm |
Helix Universal Server 9 以降で利用できるプッシュ ブロードキャストを使う、ライブ サーバーの出力に必要な設定です。設定する値は次のとおりです。
[password@]address[:startPort[-endPort]]/streamname |
-sp pass@server.co.com:3000-30001/live.rm |
Helix Universal Server 9 以降で利用できるプル ブロードキャストを使う、サーバー起動のブロードキャスト出力ストリームに必要な設定です。設定する値は次のとおりです。
[password@]listenAddress:listenPort/streamname |
-si pass@192.168.224.221:3031/live.rm |
RealServer バージョン G2 から 8.01 までに対応するエンコードをするのに必要な設定です。設定する値は次のとおりです。
[username:password@] address[:port]/streamname |
username |
サーバーにエンコードするためのユーザー名。 |
password |
サーバーにエンコードするためのパスワード。 |
address |
任意の有効な IP アドレスかドメイン名。 |
port |
パケットをブロードキャストする先のリモート サーバーのポート。1 から 65535 までの整数値でなければなりません。デフォルトは 4040 です。 |
streamname |
任意の有効なストリーム名。 |
-sg name:pass@realserver.yourcompany.com/live.rm |
-sg jdoe:letmein@172.16.0.34:4040/meeting.rm |
Helix Producer 内で定義されたサーバーの名前か、ハード ディスク ドライブ上にあるサーバー ファイルのどちらかを設定します。サーバー ファイルが参照される場合、ファイル拡張子を含む完全なファイル名でなければなりません。producer アプリケーションでは、まず指定したファイル名に一致するファイル名を検索し、次に Helix Producer 内で定義されたサーバーを探します。サーバー ファイルに相対パスが指定されている場合は、作業ディレクトリに対する相対的な位置になります。設定する値は次のとおりです。
[username:password@]ServerDefinition,streamname |
| ServerDefinition | Helix Producer 内で定義されたサーバー定義を表す文字列、または拡張子付きのサーバー ファイル名。 |
-sd janedoe:letmein@RBN Hosting Server,live.rm |
producer ユーティリティでは、次のエンコーディング設定オプションを使うことができます。
Helix Producer 内で定義されたオーディエンス テンプレート定義の一覧を得ることができます。オーディエンス テンプレートの名前は、最初の何文字かで短縮されます。もっとも一致しているオーディエンス テンプレートが使われます。たとえば「28k Dial-up」は「28」に短縮されます。デフォルトは「28k Dial-up」と「56k Dial-up」です。値はカンマで区切られた文字列のリストになります。それぞれの文字列は、Helix Producer 内で定義されたオーディエンス定義テンプレートの名前と一致します。
また、作成したオーディエンス テンプレートを使うこともできます。オーディエンス テンプレートは XML ベースのファイルで、ビデオ コーデック、オーディオ コーデック、ビット レート、およびオーディエンスのそのほかの設定が指定されています。オーディエンス テンプレートを使う場合は、拡張子を含む完全なファイル名を入力する必要があります。オーディエンス テンプレートの使用については、「オーディエンス テンプレートの作成」を参照してください。
-ad "28k,56k" |
オーディオ コンテンツのタイプを記述します。この設定では、オーディエンス テンプレートから割り当てられるオーディオ コーデックを決定します。設定する値は、voice か music です。デフォルトは voice です。下記に例を示します。
-am music |
エンコード済みビデオの画像品質を制御する設定。設定する値は、sharp、normal、smooth、または slideshow です。デフォルトは normal です。下記に例を示します。
-vm sharp |
入力ファイルはツーパスで読み込まれます。最初に分析され、次にエンコードされます。このオプションでは、ファイルからファイルへのエンコーディングだけを適用します。入力がデバイス (-d) か出力がサーバー (-sg、-sp、-si、-sd) の場合、この設定は無視されます。設定する値はありません。下記に例を示します。
-dt |
これを使用した場合、入力ソースからのオーディオがストリップされます。設定する値はありません。下記に例を示します。
-da |
これを使用した場合、入力ソースからのビデオがストリップされます。設定する値はありません。下記に例を示します。
-dv |
出力ファイルにサイズ変更を行ったときに得られる品質に影響します。high を選択すると、サイズ変更による品質は良くなりますが、CPU をかなり使用します。-rs オプションが省略された場合、このオプションは無視されます。設定する値は fast (デフォルト) か high です。下記に例を示します。
-rq high |
ビデオ出力の幅と高さをピクセル単位で設定します。どちらかが 0 に設定されると、その値は元のビデオの縦横比から計算されます。設定する値は次のとおりです。
WxH |
W |
ビデオの幅 (ピクセル単位) で 0 〜 2048。4 の倍数でなければなりません。 |
H |
ビデオの高さ (ピクセル単位) で 0 〜 2048。4 の倍数でなければなりません。 |
-rs 320x240 |
オーディオの再サンプリングの品質を指定できます。再サンプリングは、対象のオーディオ コーデックが要求するサンプル レートが、入力ファイルや入力デバイスのサンプル レートと異なる場合に、必要となります。RealSystem Producer では、必要に応じてオーディオ コーデックごとに自動的にリサンプラーを呼び出します。
設定する値は high か fast です。high を選択すると、オーディオのみのエンコードになり、ライブ ブロードキャストと比べて CPU を 2 倍使用したり、ファイルからファイルへのエンコードにかかる時間が 2 倍になったりします。fast を選択すると、CPU に余計な負荷はかかりませんが、エンコード済み出力の品質がわずかに低下します。どちらの場合も、オーディオ リサンプラーによるピッチ シフトは起きません。
-arq fast |
producer ユーティリティでは、次のプレフィルタ オプションが利用できます。
ダイナミック レンジのコンプレッションを適用したり、ゲイン コントロールでオーディオ信号のゲインを増減させることで、オーディオ信号がクリップされないようにします。設定する値は -12.0 〜 12.0 です。下記に例を示します。
-ag 0 |
このフィルタは、黒色をより暗くするために設計されています。ソース ビデオが色のさめたような表示になる場合は、このフィルタを使用して適切なカラーに復元できます。設定する値はありません。下記に例を示します。
-bl |
インバース テレシネ フィルタやインタレース除去フィルタを使用するかどうかを指定します。+入力がテレシネやインタレース処理を使用して作成されたものかどうかわからない場合は、自動検出を指定できます。設定する値は、auto、d、i、または both です。ここで
auto |
自動検出し、必要に応じてインタレース除去フィルタとインバース テレシネ フィルタを適用します。 |
d |
インタレース除去フィルタだけを使います。 |
i |
インバース テレシネ フィルタだけを使います。 |
both |
インタレース除去フィルタとインバース テレシネ フィルタの両方を適用します。 |
-di auto |
不必要なビデオを切り取るプレフィルタ。設定する値は、左、上、幅、高さについてのピクセル値です。下記に例を示します。
-cr 2,2,320,240 |
ビデオ イメージの小さな歪みやスタティックを除去します。設定する値は low または high です。下記に例を示します。
-nf low |
producer ユーティリティでは、次のクリップ情報オプションが利用できます。
記録したクリップのタイトル。空白文字が含まれる場合は、引用符を付けます。設定する値は、255 文字までの文字列です。下記に例を示します。
-t "A Slug's Life" |
記録したクリップの制作者。空白文字が含まれる場合は、引用符を付けます。設定する値は、255 文字までの文字列です。下記に例を示します。
-a "Billy Shakespeare" |
記録したクリップの著作者と日付。空白文字が含まれる場合は、引用符を付けます。設定する値は、255 文字までの文字列です。下記に例を示します。
-c "Diznee 2001" |
サーチ エンジンがクリップの場所を特定するために使うキーワード。空白文字が含まれる場合は、引用符を付けます。設定する値は、1023 バイトまでの文字列です。下記に例を示します。
-k "pets slugs" |
クリップの簡単な説明。空白文字が含まれる場合は、引用符を付けます。設定する値は、64 キロバイトまでの文字列です。下記に例を示します。
-de "a gripping story about a man and his pet banana slug |
コンテンツを適用する年齢層を定義します。 可能なオプションは、0 - レーティングなし、1- すべて、2 - 年長児、3 - 15歳未満、4 - 15 歳以上、5 - 成人による監督を推奨、6 - 成人のみ です。下記に例を示します。
-r 1 |
producer ユーティリティでは、次の画面出力オプションを使うことができます。
メッセージのロギングに使われるレベルを決定します。情報メッセージは量が少なく高重要度ですが、診断メッセージは量が多く、一般に低重要度です。設定する値は、error、warning、info、または diagnostic です。値は省略形にすることもできます。下記に例を示します。
-lc "error,warning,diagnostic" |
ファイルへのロギングを無効にします。設定する値はありません。下記に例を示します。
-dlf |
画面へのロギングを無効にします。設定する値はありません。下記に例を示します。
-dls |
すべての出力を無効にします。RealSystem Producer を別のアプリケーション内から実行している場合に、データが標準出力や標準エラーに出力されているとします。このとき、そのアプリケーションでエラーが発生したときに、このオプションが役立ちます。設定する値はありません。下記に例を示します。
-q |
producer ユーティリティでは、次の情報オプションが利用できます。
コマンド ラインの producer の使い方のヘルプを返します。設定する値はありません。下記に例を示します。
-h |
-d オプションで使い、オーディオとビデオのデバイス情報をシステムから抽出します。このコマンドで出力される情報の使い方については、「オーディオ/ビデオ デバイス接続時間 (-d)」を参照してください。このオプションは、コマンド ラインに単独で使用します。設定する値はありません。下記に例を示します。
-pd |
-ad オプションで使い、有効な視聴者情報の一覧を出力します。設定する値はありません。下記に例を示します。
-pa |
-sd オプションで使い、有効なサーバー定義の一覧を出力します。設定する値はありません。下記に例を示します。
-ps |
Helix Producer の使用バージョンを出力します。設定する値はありません。下記に例を示します。
-v |
このセクションでは、producer.exe コマンド ライン プログラムのよくある使い方について、前述のオプションを合わせて使う方法を例で示します。
次の例は、メディア ファイルを単にエンコードします。すべてのオプションでデフォルト値を使い、出力の名前は file.rm、28k と 56k のオーディエンス テンプレート定義を使ってエンコードされます。
producer -i file.avi |
次の例では、ワイルドカードで入力ファイルを指定し、ファイルをバッチ エンコードします。出力ファイルは、movies ディレクトリにすべて置かれます。
producer -i C:\capture\*.avi -o C:\movies\ |
次の例では、ビデオ キャプチャ カードとオーディオ サウンド カードからの入力をキャプチャし、出力ファイル capturefile.rm に書き出します。
producer -vc 0 -ac 0 -o c:\capturefile.rm |
次の例では、オーディオとビデオをキャプチャし、ストリーム名 live.rm で、標準の Helix Universal Server にストリームします。
producer -v 0:2 -ac 0 -s janedoe:pass@realserver.mycompany.com:4040/live.rm
次の例では、オーディオとビデオをキャプチャし、サーバーとファイルの両方にストリームします。また、56k と 150k の視聴者が対象です。
producer -v 0:2 -ac 0 -s me:letmein@realserver.abc.com:4040/live.rm
-o archive.rm -ad "56k,150k"
次の例では、タイトル、制作者、著作権のクリップ情報を使ってエンコードします。
producer -i myfile.mov -o output.rm -t "Summer Vaction" -a "John Doe"
-k "Cape Cod Summer Vacation 2001"
-de "Video from summer vacation in Cape Cod."
最後の例は、プレフィルタの使い方です。ここでは、オーディオ ゲインの値を 4、オーディオ モードはミュージックにします。サイズ変更は高さを 240 にして縦横比を維持し、高品質なサイズ変更を行います。また黒レベル フィルタを適用し、インタレース除去とインバース テレシネは自動検出させます。
producer -i vacation.mov -o vacation.rm -ag 4 -am music -rs 240x0 -rq high -bl -di auto
ジョブ ファイルを使用すると、すべてのエンコーディング オプションがファイル内にリストされます。コマンド ラインには最高で 2 つのオプションを渡す必要があります。ジョブ ファイルでエンコードするときは、次の構文を使用します。
producer -j job_filename -sa Username:Password@ServerDefinition
コマンド ラインからジョブ ファイルを実行することを指定します。設定する値は、有効なジョブ ファイル名です。作業ディレクトリからの相対パスも、絶対パスも、使用することができます。下記に例を示します。
-j MyJob.rpjf |
指定したコマンド ライン オプションからジョブ ファイルを作成します。設定する値は、有効なジョブ ファイル名です。作業ディレクトリからの相対パスも、絶対パスも、使用することができます。下記に例を示します。
-cj NewJob.rpjf |
オーディエンス テンプレートは XML ベースで、任意のテキスト エディタで編集できます。オーディエンス テンプレートは、エンコーディングで使われるオーディエンス テンプレートをカスタマイズするために、コマンド ライン アプリケーションで使用します。
Helix Producer は、多くのデフォルトオーディエンス テンプレートといっしょにインストールされます。このデフォルトのオーディエンス テンプレートを変更し、独自のオーディエンス テンプレートを作成できます。デフォルトのオーディエンス テンプレートは、アプリケーション ディレクトリ内の Audience ディレクトリにあります。デフォルトのオーディエンス テンプレートを変更する場合は、別のファイル名で保存するようにしてください。
オーディエンス テンプレート内には、各オーディオ ストリームで使われるセクションがあります。各ストリームに対して、コーデック名、コーデックのフレーバ、および使用されるコーデックのコンテキストを指定します。
コーデック名とフレーバ、および対応する RealAudio コーデックの一覧を下表に示します。RealAudio コーデックの詳細については、「付録 A : RealAudio コーデック リファレンス」を参照してください。
| 名前 | フレーバ | 使用される RealAudio コーデック |
|---|---|---|
| sipr | 2 | 5 kbps 音声 |
| sipr | 0 | 6.5 kbps 音声 |
| sipr | 1 | 8.5 kbps 音声 |
| sipr | 3 | 16 kbps 音声 |
| cook | 7 | 32 kbps 音声 |
| cook | 14 | 64 kbps 音声 |
オーディエンス テンプレート内には、ビデオ ストリームのセクションがあります。このセクションでは、次の内容を指定します。
| 名前 | 使用される RealAudio コーデック |
|---|---|
| rv9 | RealVideo 9 |
| rv8 | RealVideo 8 |
| rvg2svt | RealVideo G2 with SVT |
rmeditor.exe では、RealMedia ファイルを編集したり、エンコード済みファイルの情報を取得したりします。このアプリケーションは 3 とおりの使い方があります。1 つ目の使い方は、RealMedia ファイルの情報を取得することです。これは「ダンプ」とも呼ばれます。2 番目の使い方は、タイトル、制作者、著作権情報など、メタデータの変更です。3 つ目の使い方は、ファイルを切り取ったり、2 つのファイルを 1 つに貼り付けたりすることです。rmeditor のオプションについて、オプション フラグを長い形式と短い形式の両方で、次の表にまとめます。
エンコード済みの RealMedia ファイルの情報を格納した、テキストベースのダンプ ファイルを作成するには、次の構文を使用します。
rmeditor -inputFile ファイル名.rm -dumpFile ファイル名.txt
rmeditor {-inputFile <ファイル名>} {-outputFile <ファイル名>}
[-t | -title <タイトル>] [-a | -author <制作者>] [-c | -copyright <著作権>]
[-q | -description <説明>] [-n | -keyword <キーワード>]
rmeditor {-i | -input | -inputFile <入力> [-s | -startTime <dd:hh:mm:ss.xyz>] [-e | -endTime <dd:hh:mm:ss.xyz>] }
[-i | -input | -inputFile <入力> [-s | -startTime <dd:hh:mm:ss.xyz>] [-e | - endTime <dd:hh:mm:ss.xyz>] ]
{-o | -output | -outputFile <ファイル名>}
[-t | -title <タイトル>] [-a | -author <制作者>] [-c | -copyright <著作権>]
[-q | -description <説明>] [-n | -keyword <キーワード>]
rmevents.exe ユーティリティでは、HTML ページの URL を RealMedia クリップにエンコードできます。RealOne Player の 3 ペイン環境で、特定の HTML ペインを対象とすることもできます。rmevents.exe を使用すると、タイトル、制作者、著作権などのクリップ情報をエンコードしたり、さまざまな形状のクリッカブル ホット スポットのあるイメージ マップを作成したりすることもできます。
| 詳細情報 : RealOne Player の 3 ペイン環境の詳細については、http://service.real.com/help/library/encoders.html からダウンロードできる PDF ファイル、または zip 形式で圧縮した HTML ファイル「Introduction to Streaming Media with RealOne」を参照してください。 |
まず、イベント ファイルを作成します。イベント ファイルは、テキストの標準的な拡張子である .txt を持つプレーン テキスト ファイルです。このファイルには、クリップを再生したときに発生するイベントを記述します。各イベントは別の行にします。コメント行の先頭には、ポンド記号 (#) を使用します。イベントの行は、次の形式になります。
|
flag はイベントのタイプを表します。クリップ情報を表示することも、RealOne Player の HTML ペインで URL を自動的に開くこともできます。開始時刻と終了時刻は、クリップ再生の始点に対して相対的になります。時刻の値は、次の形式を使用します。秒のフィールドだけが必須です。
dd:hh:mm:ss.x |
| 注意 : イベント テキスト ファイル内の各イベントは、1 行で定義します。[Enter] を押して、長い行を手動で折り返さないようにしてください。 |
RealOne Player の HTML ペインで URL を自動的に開く場合は、u イベント フラグを使用します。イベントの構文は次のようになります。
u |
URL は、完全修飾 HTTP URL でなければなりません。パラメータは、URL を関連情報ペインに送信するときに、rpcontextheight="ピクセル" and rpcontextwidtht="ピクセル" を使用できます。ターゲット は、つぎのどれかになります。
_rpcontextwin |
関連情報ペインの URL を表示します。 |
_rpbrowser |
メディア ブラウザ ペインの URL を表示します。 |
_rpexternal |
セカンダリ ブラウジング ウィンドウの URL を表示します。 |
関連情報ペインに 2 つの URL を異なる時刻に開き、メディア ブラウザに 2 つの URL を異なる時刻に開くようなサンプル イベント ファイルを次に示します。
# Open a URL in the related info pane when the clip starts, and size the pane. |
1:00 分の時点で開かれるようにスケジュールされていますが、1:59.9 分の時点よりも遅れることはありません。ビューアがクリップを開始し、たとえば 3 分の時点のマークをすぐに検索する場合、クリップは URL の開始時刻と終了時刻との間で再生されないため、その URL は表示されません。rmevents.exe を使うと、RealOne Player の clipinfo パラメータをクリップにエンコードできます。 サブ値は垂直線 (「パイプ」) で分割します。たとえば、i をイベント フラグとして使い、クリップ情報を指定するイベント ファイルの行を、次の例で示します。
i 00:00:00.0 00:00:10.0 clipinfo:title=My Presentation|artist name=Pat Morales|...(Does not work with Player version 8) |
クリップ情報では、開始時刻をクリップが始まる時刻 (00:00:00.0) として指定できます。終了時刻の指定は必要ですが、実際の終了時刻は問題ではありません。それは、クリップ情報ではクリップが再生された長さ全体が表示されるからです。上記の例では、終了時刻はクリップの開始 10 秒後に設定されています。
clipinfo で使用できる名前と値のペアを、次の表で説明します。値は任意の組合せで使うことができ、それらの値は任意の順番に並べることができます。ほとんどのテキスト値では、100 文字以上可能です。
注意 : title、author、および copyright パラメータを clipinfo で使用しないでください。
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イベント ファイルを作成したら、RMEvents ユーティリティを使って、イベント ファイルをクリップにマージします。
| Windows で、イベント ファイルを RealAudio や RealVideo のクリップにマージするには、以下の手順に従ってください。 |
c:\Program Files\Real\Helix Producer Plus です。C:\>cd "C:\Program Files\Real\Helix Producer Basic" |
rmevents -i |
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