コンサート、発表会、スピーチなどは、すべてエンコードしてほとんど瞬時にクライアントにブロードキャストすることができます。ライブプレゼンテーションは、後での参照やブロードキャストのためにアーカイブすることができます。例えば、ある時間帯に起きたイベントをアーカイブして、後の時間帯にいるユーザにG2SLTAツールを使って後で再生することができます。
ライブブロードキャスティングでは、コンテンツ作成者はRealServerがストリーミング配信するデジタルメディアを作成するためのRealProducer PlusやRealProducer Proなどのデバイスをセットアップして、リアルタイムイベントをキャプチャします。Webページにはライブイベントへのリンクがあり、そのリンクをクリックすれば誰でも同じイベントを同じ時間に見たり聞いたりすることができます。
ライブブロードキャストへのリンクをクリックしたユーザは、そのイベントの進行中に参加するので、皆が同じコンテンツを同じ時間に見ることになります。
ライブコンテンツのストリーミングは、静的なコンテンツのストリーミングとほとんど同じように行なわれますが、次のような違いがあります:
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ヒント |
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| ライブイベントを自分でブロードキャストしたくない場合は、 RealBroadcast Network(RBN)がイベントのエンコーディ ングと数人から数千人までのユーザにブロードキャスティング を行なうフルサービスを提供しています。詳細は、 http://www.realnetworks.com/rbnを参照してください。 |
ライブユニキャストは、通常は少数から中程度の数のオーディエンスを対象とするライブイベントに使います。ユーザの数がもっと大きいイベントには、スプリッティングやマルチキャスティングの方ががより適しています。
ライブブロードキャスティングは、他のすべてのRealServer機能と連携して働きます。しかしながら、それぞれの機能についてはいくつかの特別な配慮が必要です。
ストリーミングとライブブロードキャストは、1つの例外を除いては互いに排他的な方法です。その例外とは、擬似ライブツール(G2SLTA)を使って、オンデマンドファイルをライブであるかのようにブロードキャストできることです。G2SLTAツールの使用法についての詳細は、「G2SLTAによるライブソースの作成」を参照してください。
ライブアーカイブ機能によって、すべてのライブブロードキャストのオンデマンドファイルを作成することができます。これらのファイルは、記録保管用にも、後での再ブロードキャスト用にも使えます。
擬似ライブツール(G2SLTA)は、オンデマンドファイルからライブプレゼンテーションを作成するコマンドラインツールです。
ユニキャスティングとスプリッティング(プッシュおよびプルスプリッティングの両方)は、特別なコンフィグレーションなしによく一緒につかわれます。これは、あなたのRealServerがソースRealServerとして設定され、クライアントがあなたのRealServerに直接接続することを許可するリンクがある場合に起こります。
「スプリッティングの図」という表題の図では、日本にあるRealServerがオーストラリアと北アメリカにあるスプリッタのソースとして働き、それと同時に右側の3つのRealPlayerにユニキャスティングしています。
ユニキャスティングとバックチャネルマルチキャスティングもまた、よく一緒に使われます。バックチャネルマルチキャストへのリンクは、クライアントがマルチキャスト利用可能であることを必要とせず、従ってクライアントがマルチキャストモードで接続できない場合でも、代わりにユニキャストによってストリームを受け取ることができます。
スケーラブルマルチキャスティングには、何らかの理由で特別なマルチキャストプレゼンテーションが利用できない場合に、クライアントがユニキャストによってブロードキャストを受け取ることを許可する機能が含まれています。
RealProxyは、ライブブロードキャストをキャッシュできません。キャッシュする実際のファイルがないからです。しかし、RealProxyにはライブストリームをクライアント間で「共有」する機能があり、ソースRealServerから要求される帯域幅を減らすことができます。通信はプルスプリッティングで行い、RealServerはソースとして働くように事前設定され、RealProxyはプルスプリッタとして働くように自動的にセットアップされます。
ライブブロードキャストの配信には、標準プロトコルを使います。これについては、第9章「ファイアウォールとRealServer」で説明しています。
クライアントにブロードキャストを受け取る許可を与える前に、RealServerはクライアントのIPアドレスをチェックしてクライアントがブロードキャストの受信を許可されているかどうかを調べます。そのアドレスが受け入れてよいものである場合は、RealServerはファイルの置き場所を見てセキュアな場所にあるかどうかを調べます。セキュアな場所にある場合は、RealServerユーザ(またはPlayer)に認証情報を求めます。クライアントがこのテストに合格すると、RealServerはクライアントをライブブロードキャストに接続します。
RealServerのISPホスティング機能は、オンデマンドコンテンツのみをホストすることができます。ライブコンテンツはホストしません。
現在使われているすべてのストリームとブロードキャストへの接続は、RealSystem AdministratorでJava Monitorを使えば調べることができます。
ライブブロードキャストへのすべてのクライアント接続は、アクセスログファイルに記録されます。クライアントが出会ったすべてのエラーは、エラーログに記録されます。
ライブイベントをブロードキャストするためのRealServerのセットアップは、次の3つのステップから構成されます:
RealServerは、最初にインストールしたときにライブイベントをストリーミング配信する準備が整います。このセクションでは、RealServerがライブユニキャスティングで使う設定値を説明します。
エンコーダがRealProducer Plusバージョン6.0のようなG2エンコーダである場合は、RealServerはG2 Encoderページ(RealSystem Administratorの左側フレームでBroadcastingをクリックして表示)の設定値を使います:
/encoder/。ライブマテリアルへのすべてのリンクには、このマウントポイントが入ります。
4040です。この値を変更する場合は、コンテンツ作成者がエンコードされたマテリアルを正しいRealServerポートにダイレクトできるように、必ずこの新しいポート番号をコンテンツ作成者に知らせてください。
EncoderRealmです。エンコーダからユーザ名とパスワードを要求しない場合は、Noneを選択します。
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追加情報 |
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| 領域と認証については、第15章「RealServerユーザの認証」で 説明します。 |
これらの設定値は、Broadcasting > Pre-G2 Encoderをクリックして調べます。
/live/です。ライブマテリアルへのすべてのリンクには、このマウントポイントが入ります。
5050です。この値を変更した場合は、コンテンツ作成者のエンコーダがRealServerに接続できるように、必ずこの新しいポート番号をコンテンツ作成者に知らせてください。
ライブイベントへのリンクはオンデマンドクリップのものとほとんど同じですが、エンコーダのマウントポイントが追加されます。
個別ファイルへリンクする形式を使い、ライブファイルのマウントポイント、通常は/encoder/(マテリアルがG2エンコーダから届く場合)を使います。
http://address:HTTPPort/ramgen/encoder/path/file
| 構成要素 | 意味 |
|---|---|
http |
ストリーミングに使うプロトコル。Webページでは常にhttpを使用。 |
RealServer.company.com |
RealServerのマシンおよびドメイン名。IPアドレスで置き換えてもよい。 |
HTTPPort |
RealServerがHTTPによって送信されたリクエストをリッスンするポート番号。この値は通常は80または8080です。「ポート番号」参照。 |
ramgen |
Ramファイルジェネレータのマウントポイント。クリップをローカルで再生する場合、またはライプのプッシュスプリッティングまたはマルチキャストストリームの場合にのみ、これを省略。 |
encoder |
G2エンコーダでエンコードしたライブイベントは、マウントポイントとして/encoder/を使用。ライブイベントがG2以前のエンコーダを使っている場合、代わりに/live/マウントポイントを使用。 |
path |
オプション。メインマウントポイントのベースパスに相対的な任意のディレクトリ。エンコーダに任意のサブディレクトリ(/encoder/以外のマウントポイント)を入力した場合、それをこの場所に入れる。 |
file |
拡張子を含むファイル名。 |
例えば、encoder/concert.rmとしてエンコードされたライブイベントは、次のように表します:
http://RealServer.company.com:8080/ramgen/encoder/concert.rm
RealPlayerに直接入力したリンクやRamまたはSMILファイルで使用するリンク、またはRamgenに作成したリンクは次の形式を使います:
rtsp://address:RTSPPort/encoder/path/file
これはWebページで使うリンクとほとんど同じ形式ですが、プロトコルが違い、そのプロトコルに応じたポート番号が使われ(該当する場合のみ)、Ramgenが省略されます。
ライブユニキャスティングでは、次のようなオプション機能が利用できます:
ライブユニキャストが中断された場合でも、クライアントに情報を送信することができます。ライブブロードキャストが中断されたときには、「Currently experiencing technical difficulties」というメッセージを表示します。これは、表示したいメッセージを入れたファイルを作り、それをライブマウントポイントと同じ名前のサブディレクトリに置くことによって可能になります。
encoder)と同じ名前の実際のサブディレクトリを作成し、それをメインベースパス(通常はContent)の下に置きます。
G2以前のエンコーダと仕事をする場合は、代わりにlive(または、encoderとliveの両方)を使います。
RealServer
Content
encoder
encoderサブディレクトリに置きます。
ライブストリームがRealServerに到着しない場合、RealServerはそのURLに合致する実際のディレクトリを探します。このケースでは、エラーファイルが入ったサブディレクトリを見つけ、そのエラーファイルをストリーミング配信します。
ライブブロードキャストは、記録保管用にも、後でプレイバックするためにも、保存(または「アーカイブ」)することができます。保存したファイルをライブのように再生する方法については、「G2SLTAによるライブソースの作成」を参照してください。
RealNetworksのエンコーディング製品には、エンコーディングしている間にファイルのコピーを保存するオプションがあります。この設定は、RealServerにおけるアーカイブ機能とは異なる、独特のものです。保存のスペースは、コンテンツ作成者のコンピュータ上よりもRealServerシステム上のほうが大きいのが普通です。
保存したいライブブロードキャストのそれぞれについて、オリジナルのブロードキャストすべてが入った1つの大きなファイルを作るか、いくつかの小さなファイルを作るかを選択することができます。これらの小さなファイルの大きさは、記録の長さまたはファイルサイズをもとに決めることができます。例えば、RealServerは連続したライブコンテンツをそれぞれ長さ30分のブロードキャストが入ったファイルにアーカイブしたり、特定のサイズになる毎に新しいアーカイブファイルをスタートさせることもできます。
| アーカイブの方法 | 用途 |
|---|---|
| 1個の大きなファイル | · 企業のプレゼンテーション ·コンサート |
| 経過時間に基づく小さなファイル | · 進行中のニュースブロードキャスト · イベント放送 |
| ファイルサイズに基づく小さなファイル | · 進行中のイベント · ディスクスペースが問題になる場合 |
イベント全体を1つのファイルに保存したいときには、大きなファイルが適当です。RealServerが既存のファイルと同じ行き先パスとファイル名でライブブロードキャストをアーカイブする場合は、RealServerは既存のファイルの名前の最後に自動的に識別番号を付加して、ファイル名を変えます。例えば、RealServerがアーカイブディレクトリにconcert.rmという名のファイルを見つけると、その名前をconcert.rm.86400に変えます。新しいファイルはconcert.rmという名前をもらいます。RealServerが選択する名前はタイムスタンプに関係しており、大きな数字は新しいファイルを示します。このような方法で、1つのディレクトリにブロードキャストの最新バージョンと以前のバージョンを一緒に保存することができます。
アウトプットファイルに同じ名前を使えば、繰り返しイベントへのリンクを同じままにしておけるため、Webページのメンテナンスが簡単になります。
経過時間に基づいた小さなファイルは、次のような方法で保存されます。コンフィグレーションファイルで指定された初期値に達すると、アーカイブファイルにfilename0.rmという名前が付けられます。2番目のアーカイブファイルが最大サイズに達すると、そのファイルにはfilename1.rmという名前が付けられます。ここで、filename はライブファイルストリームの名前です。
サイズに基づいたファイルのファイル名は、経過時間に従ってアーカイブされたファイルと同じ方法で名前が付けられます。
アーカイブファイルがすでに存在するストリームを RealServerがアーカイブしようとする場合は、「大きなファイル」で説明したものと同じ方法を使います。
SureStreamファイルにはいくつかの異なるビットレートが存在するため、RealServerはストリームをアーカイブするときにいくつかの一時ファイルを作成します。所定のファイルタイムまたはサイズに達すると、RealServerは一時ファイルをマージして最終的なSureStream形式を作成します。RealServerがこの最終ファイルを作成するときに、数分間かかる場合があります。
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警告 |
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| 一時ファイルのマージが終わるまではRealServerを終了しない でください。途中で終了するとアーカイブファイルは作成され ません。 |
ライブアーカイブは、RealServerのその他すべてのライブブロードキャスト機能と連動します。しかしながら、それぞれの機能についてはいくつかの特別な配慮が必要です。
擬似ライブツール(G2SLTA)を使ってオンデマンドファイルをライブであるかのようにブロードキャストした場合は、それをアーカイブすることができます。しかしながら、既存のファイルをアーカイブするのはあまり意味がありません。G2SLTAツールの使用法についての詳細は、「G2SLTAによるライブソースの作成」を参照してください。
ユニキャストか、スプリッティングか、マルチキャストかによらず、すべてのライブブロードキャストはそれがブロードキャストされている間にソースにおいてアーカイブすることができます。スプリッタは、スプリットされたブロードキャストをアーカイブすることはできません。
ライブアーカイブをセットアップするときには、あなたのRealServerが行なうすべてのライブブロードキャストに適用する設定を作成するか、または特定のソースパスに属するブロードキャストのみをアーカイブすることを指定します。いずれの場合でも、作成されるアーカイブファイルの置き場所は指定することができます。
ここで説明する手順では、ライブブロードキャストを1つの大きなファイルにアーカイブします。作成されるファイルが大きすぎる場合、またはアーカイブイブファイルを小さなファイルに自動的に分割したい場合は、「サイズまたは時間で制限した小さなファイルの作成」を参照してください。
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メモ |
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| ここではこの機能のセットアップに必要な手順だけを説明して います。詳細は次を参照してください。「ライブアーカイブのオ プション機能」。 |
*)を選択します。これによって、このRealServerがブロードキャストするすべてのライブストリームはアーカイブされます。
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追加情報 |
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| すべてのライブストリームをアーカイブする代わりに、選択し てアーカイブすることもできます。「特定のストリームのみの アーカイブ」を参照してください。 |
Enabledを選択します。
ContentディレクトリのArchiveサブディレクトリです。
限定した数のブロードキャストをアーカイブしたり、全部の中から少数のブロードキャストだけをアーカイブすることが選択できます。
リストで、アステリスク(*)を選択します。
Disabledを選択します。
このステップは、すべてのブロードキャストのアーカイブを無効にします。次のステップでは、特定のストリームのアーカイブを有効にします。
Enabledを選択します。
リストで、アステリスク(*)を選択します。
Enabledを選択します。
このステップは、すべてのブロードキャストのアーカイブを有効にします。次のステップでは、特定のストリームのアーカイブを無効にします。
Disabledを選択します。
ファイルサイズで制限する方法は「アーカイブファイルのサイズの選択」で説明しています。
Limit Archive Files By SizeおよびLimit Archive Files By Timeボックスの両方に値を入れた場合は、RealServerは最初の値または低いほうの制限値を使います。
ファイルサイズを制限しないでブロードキャスト全体を保存(大きなファイルを作成)するには、両方のボックスの値を省略します。
RealServerがインストールされているマシンにアーカイブのための十分なディスクスペースがない場合は、別のマシンにマウントポイントをセットアップすることができます。
以下の手順はすべてのストリームを1つの場所にアーカイブする場合に適用されますが、「特定のストリームのみのアーカイブ」の手順とこのセクションの手順を組み合わせて、個々のストリームを別々のアーカイブ保存場所にダイレクトすることもできます。
*)を選択します。
Enabledを選択します。
/filestorage/を入力します。
RealServerは、ライブブロードキャストを新しい場所にアーカイブします。
RealServer 5.0スタイルの帯域幅を使った場合は、Bandwidth NegotiationリストからOnを選択します。このオプションがOnに設定され、RealServerが.rm拡張子を持つストリームをエンコーダから受け取ったとき、RealServerはその拡張子を含んだファイル名を名前とするディレクトリを作成します。すべてのストリーミングファイルはこのディレクトリに作成されます。5.0スタイルの帯域幅ネゴシエーションについて詳細は、「以前のエンコーダバージョンで作成したファイル」を参照してください。
ライブファイルのアーカイブを無効にするには、ライブアーカイブをオフにしたい仮想ディレクトリを選択します。ArchivingリストからDisabled を選択します。
アーカイブファイルは、オンデマンドファイルに変換されたライブブロードキャストです。アーカイブファイルへのリンクには、オンデマンドのスタイルを使います。デフォルトの保存場所はContentディレクトリのArchiveサブディレクトリですから、URLにはこのディレクトリを入れます。
リンクが参照する実際のファイル名は、使ったアーカイブの方法によって異なります:
http://address:HTTPPort/ramgen/Archive/file
| 構成要素 | 意味 |
|---|---|
http |
ストリーミングに使うプロトコル。Webページでは常にhttpを使用。 |
RealServer.company.com |
RealServerのマシンおよびドメイン名。IPアドレスで置き換えてもよい。 |
8080 |
RealServerがHTTPによって送信されたリクエストをリッスンするポート番号。この値は通常は80または8080です。「ポート番号」参照。 |
ramgen |
Ramファイルジェネレータのマウントポイント。 |
Archive |
アーカイブファイルの仮想ディレクトリ。 |
file |
拡張子を含むファイル名。 |
例えば、1つの大きなファイルへのリンクは次のようになります:
http://RealServer.company.com:8080/ramgen/Archive/concert.rm
同じイベントをファイル時間で制限してアーカイブした場合は、個々の小さなファイルへのリンクは次のようなものになります:
http://RealServer.company.com:8080/ramgen/Archive/concert42.rm