ここでは、SMIL ファイルの構造および SMIL マークアップを記述する構文規則について説明します。 これらの規則を理解することによって、SMIL プレゼンテーション作成時にメディアの制作者が直面する一般的な問題を回避することができます。
| 今すぐ表示してください。 (サンプル クリップを表示するための要件) このサンプルは、SMIL 2.0 ファイル記述の基本事項を示します。 |
SMIL ファイルは単純なテキスト ファイルであり、任意のテキスト エディタで作成することができます。 Ram ファイルと同様、作成した内容は必ずプレーン テキストで保存してください。 SMIL ファイルには my_smilfile.smil のように、スペースを含まない簡単な名前と、拡張子 .smil を付ける必要があります。
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HTML に慣れている方は、ブラウザが終了タグの省略を許可する場合があることをご存じでしょう。 たとえば、HTML の段落は <p> および </p> タグの間に記述する必要がありますが、ほとんどのブラウザは終了タグ </p> の省略を許可しています。 SMIL では省略は許可されず、終了タグを省略するとエラー メッセージが返されます。
タグが <head> および </head> のようなタグ ペアに含まれない単独タグの場合、<meta/> のように必ずスラッシュで終了する必要があります。 スラッシュは RealPlayer に対して、必要な情報がすべてタグの山かっこ内に記述されていて、終了タグがないということを知らせます。 一般に、タグ ペアはヘッダー セクションやボディ セクションのようなセクションを作成します。一方単独タグは、「このタイトルを表示する」、「このビデオ クリップを再生する」など、特定の動作を記述します。
タグ名や属性、値は大文字と小文字を区別します。 この点でも SMIL は HTML と違って厳密です。 たとえば HTML では、段落タグは <p> と <P> のどちらでもかまいません。 しかし SMIL では、<smil> タグの記述は <SMIL> や <Smil>、<smIL> など、すべてが小文字となっているタグ以外はどのようなタグの記述も許可されません。 タグや属性の大文字、小文字は、必ずこのマニュアルに記載されている形式で記述してください。
SMIL タグにはすべて、id="value" という形式で ID を与えることができます。 一部の SMIL タグには ID が必要です。 たとえばレイアウトの各領域には、再生対象クリップの割り当てに使用する ID が必要です。 その他のタグの場合、別の SMIL 要素がそのタグと相互作用するかどうかによって、ID はオプションとなります。 以下に、すべての SMIL タグに適用される規則および 参考情報を示します。
<region/> タグを定義した場合、各タグには一意の ID を与える必要があります。 <region/> タグは、たとえば <video/> タグと同一の ID を持つことができません。id="videoregion" と id="videoRegion" は異なります。 ID を必ず小文字で作成するなど、一貫した原則に従うとよいでしょう。videoregion や video-region、video_region などのように、単語を結合するか、アンダーラインやハイフンで区切ってください。id="video3" は ID として使用できますが、id="3video" は使用できません。region という接尾辞を使用するなどの方法があります。RealPlayer 用の SMIL 2.0 ファイルの先頭行および最終行は、次のようになります。
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language" |
<smil> タグには次の例のように、必須の長い属性が 1 つあります。
<smil |
この属性は、ファイルに SMIL 2.0 マークアップが含まれていることを示しています。 この属性を省略してタグ名 (<smil>) だけを記述すると、SMIL 1.0 ファイルを定義することになり、このマニュアルで説明している機能の多くが使用できなくなります。 つまり、この属性および値は上記のとおり正確に記述し、SMIL 2.0 ファイルとして機能させる必要があります。
| 備考: SMIL 2.0 および RealNetworks 拡張ネームスペースは有効な HTTP URL (ブラウザで開くことが可能) ですが、RealPlayer は SMIL 2.0 ファイル再生時にこれらの Web ページを要求しません。 |
RealPlayer 用にカスタマイズされた SMIL 2.0 機能を使用するには、次のように RealNetworks ネームスペースを <smil> タグに記述する必要があります。
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language" |
rn:sendTo などのようにカスタマイズされた属性には、このネームスペース用の rn: という接頭辞を付ける必要があります。 カスタマイズされた属性を使用しない場合はこのネームスペースを宣言する必要はありませんが、たとえ RealPlayer 以外のプレーヤーで再生する SMIL 2.0 ファイルであっても、このネームスペースを記述しておいた方が安全です。 カスタマイズされたネームスペースを SMIL ベースのプレーヤーが認識しない場合、プレーヤーはネームスペースを無視します。
SMIL ファイルでは、ヘッダー セクションは一般に <smil> タグの後に続きます。 ヘッダー セクションは <head> および </head> タグの間の部分です。 <smil> タグと異なり、<head> タグには属性がありません。
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language" |
ボディ セクションはヘッダー セクションと共に使用され、SMIL マークアップ内でヘッダー セクションの後に続きます。 ボディとヘッダーを合わせて、プレゼンテーションの機能をすべて定義します。 ヘッダーはプレゼンテーションの形式を記述するのに対して、ボディはプレゼンテーションの内容を記述します。 ボディ セクションはヘッダー セクションと同様に、開始タグと終了タグ <body> および </body> を持ち、属性はありません。
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language" |
このマニュアル内の例では、各タグは新しい行で始まり、ファイル全体でインデントを使用しています。この方法は、SMIL マークアップ全般に強くお勧めします。 たとえば、SMIL ファイルの先頭行は次のようになります。
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language"> |
各行は前の行からインデントされ、新しいタグが前のセクションの一部であることを示します。 <meta/> タグは <head> セクションの一部であり、<head> セクションは <smil> セクションの一部です。
熟練した制作者は必ずマークアップにインデントを入れ、ファイルの構成を明確にします。一般にインデントは、Tab を押すごとに 1 段下がります。 これは、ファイルを読む制作者その他の人にとって内容をわかりやすくするためのものです。 ただし、RealPlayer はタブや改行を無視します。 次のようなファイルでも RealPlayer にとっては問題ありませんが、ユーザにはわかりにくいでしょう。
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language"><head><meta |
SMIL ファイルでは、次のようにコメントを追加することができます。
<!-- The following clips play in sequence. --> |
このタグには終了スラッシュが不要です。 HTML をご存じなら、おそらく理由はおわかりでしょう。このタグは SMIL タグではなく、 HTML スタイルのコメント タグだからです。 HTML で広く使われているため、SMIL でもそのまま採用されました。
インデントと同様、コメント タグはプレゼンテーションに影響しません。 RealPlayer はコメント タグを無視します。このタグは、ファイルに注釈 を入れるためのものです。 インデントを使用しても、複雑な SMIL ファイルを理解するのは困難です。 コメントを使用すればファイルの処理内容に説明を追記することができるので、ファイルの機能を別の人が理解する場合や、制作者自身が読み返す場合にとても便利です。 SMIL マークアップ内に RealPlayer で再生したくないセクションがある場合、そのセクション全体をコメント アウトしてしまうこともできます。
ただし、コメント タグ内のハイフンには意味があります。 コメントは以下の 4 つの文字で始まることが必要です。
<!-- |
--> |
これらの開始および終了記号の間に、コメントをいくらでも記述することができます。 ただし、コメント内に別のコメントを入れることはできません。
<smil> タグで SMIL 2.0 ネームスペースを宣言する必要があります。<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language"> |
rn:sendTo のように rn: 接頭辞を使用します。 これらの属性を使用するには、次のように <smil> タグ内で RealNetworks のカスタマイズ ネームスペースを宣言する必要があります。<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language" |
<head> および </head> タグの間に定義され、オプションですが使用することを強くお勧めします。<body> および </body> タグの間に定義され、必須です。<body> および </body> のようにペアで使用するか、または<audio/> のようにスラッシュで終了する必要があります。id 属性値はすべて、一意である必要があります。 id の値の先頭文字に数字を使用することはできません。<!-- This is a comment. --> |
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