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テクニカル サポート

Helix Server の Windows Media Player 11 サポート状況を教えてください


このドキュメントの対象:

- Helix Server 11
- Helix Universal Server 9、Helix Server 9
- Helix Proxy


Windows Media Player のバージョン 11 は、ストリーミング コンテンツの再生に従来のバージョンで使用していた MMS プロトコルを使用しなくなりました。この Windows Media Player の仕様変更に伴い、Helix Server がホストする Windows Media コンテンツを Windows Media Player 11 に配信するためには、MMS プロトコルの代わりに HTTP プロトコルを用いるように仕向けるための対策が必要になります。

Windows Media Player 11 は RTSP プロトコルを使用したストリーミング コンテンツの再生をサポートしますが、現行の Helix Server は Windows Media コンテンツの RTSP プロトコルでの配信をサポートしていません。現行の Helix Server が対応している Windows Media コンテンツの配信プロトコルは、MMS、および HTTP でクロークされた MMS (以下 MMSvHTTP) の 2種類です。

HTTP プロトコル (MMSvHTTP) を用いた配信は、ウェブ ブラウザで用いられる HTTP プロトコルとは全く異なる扱いとなりますので、Windows Media コンテンツの配置場所を Helix Server の設定ファイルの HTTPDeliverable リストに加える必要はありません。コンテンツは Media Player に対してのみ配信され、ブラウザのキャッシュや、ユーザのダウンロードから保護されます。


対策 1: Helix Server の ASXgen の動作を変更する

この対策は、Helix Server 上の Windows Media コンテンツへのリンクとして、Helix Server の ASXgen ユーティリティを用いている場合に選択します。

Helix Server は /asxgen/ マウント ポイントを含む HTTP リクエストを受け取ると、ブラウザから Player を起動するための MIME ストリームを返却します。Windows Media Player 11 にオンデマンド コンテンツやライブ コンテンツを配信するためには、ASXgen が MMS URL だけでなく代替 HTTP URL を提供するように Helix Server の設定を変更します。Windows Media Player 11 は、ASXgen が返却する MMS URL へのリクエストが失敗すると、代替 HTTP URL をリクエストします。

補足: Helix Server のマイナー バージョン 11.1.2 から、代替 HTTP URL の追加は標準で行われます。よって Helix Server 11.1.2 以降を新規でインストールする場合には ASXgen の設定変更は不要です。

ASXgen の設定変更手順 - Helix Administrator の使用

  1. Helix Administrator にログインして、[Server Setup] - [Ports] セクションを開きます。
  2. "Enable HTTP Fail Over URL for ASXGen" の設定値を "No" から "Yes" に変更します。
  3. [Apply] ボタンをクリックします。Helix Server の再起動は必要ありません。

ASXgen の設定変更手順 - テキスト エディタの使用

  1. 任意のテキスト エディタで Helix Server の設定ファイル (rmserver.cfg) を開きます。このファイルは Helix Server のインストール ディレクトリにあります。
  2. 下記の ASXgen の設定箇所を探します。
    <List Name="ASX File Generator">
        <Var ShortName="pn-asxgen" />
        <Var MountPoint="/asxgen/" />
        <Var HaveAltHTTPURL="0" />
    </List>
  3. HaveAltHTTPURL 変数の値を 1 に変更します。
        <Var HaveAltHTTPURL="1" />
  4. 設定ファイルを上書き保存してから Helix Server を再起動します。

    補足: Linux / Solaris の場合には、SIGHUP コマンドにより設定ファイルを読み込み直すことでも設定変更が反映されます。

    kill -HUP `cat ./Logs/rmserver.pid`


対策 2: ASX ファイルの更新

この対策は、Helix Server 上の Windows Media コンテンツへのリンクとして、静的な ASX ファイル、あるいは ASXgen 以外の動的な ASX ファイル生成ツールを用いている場合に選択します。

Windows Media Player 用に ASX ファイルを使用している場合、その全てに代替 HTTP URL を追加します。Helix Server の HTTP ポート番号を含む同じコンテンツの HTTP URL を、単純に 2つめの REF エントリとして追加します。ASX ファイルを動的に生成している場合には、代替 HTTP URL が追加されるようにモジュールやスクリプト等を変更します。

ASX ファイルの記述例

<ASX Version = "3.0">
    <ENTRY>
        <REF HREF = "mms://helixserver.example.com:1755/wmvideo.wmv"/>
        <REF HREF = "http://helixserver.example.com:8080/wmvideo.wmv"/>
    </ENTRY>
</ASX>

補足: MMS URL で MMS ポート番号を明示していなくて、かつ Helix Server が HTTP 用にポート 80 を使用している場合に限り、ASX ファイルの更新は不要です。この組み合わせでのみ、Windows Media Player 11 は MMSvHTTP を用いてストリーミング再生を行います。

<ASX Version = "3.0">
<ENTRY>
<REF HREF = "mms://helixserver.example.com/wmvideo.wmv"/>
</ENTRY>
</ASX>


Windows Media Player 11 と Helix Proxy

Windows Media Player 11 (ベータ版を除く) には MMS プロキシを使用するための設定はありません。その代わりに Player の基本設定には、HTTP プロキシと RTSP プロキシを使用するためのオプションが用意されています。

  • HTTP プロキシには、利用可能な HTTP プロキシを指定できます。なお、Helix Proxy は、いかなるメディアであっても HTTP でのプロキシに対応していないため、HTTP プロキシとして利用できません。
  • RTSP プロキシには Helix Proxy を指定できます。ただし、次の制限があります。
    • Helix Server は Windows Media の RTSP 配信をサポートしていないため、Helix Proxy は Windows Media Player 11 に対して、Helix Server 上の Windows Media コンテンツをプロキシすることはできません。Helix Server からのストリームは、唯一 HTTP プロキシを介した、HTTP でクロークされた MMS によってのみ利用可能です。
    • Helix Proxy は Windows Media Server からのオンデマンドとライブの双方において、RTSP ベースの Windows Media ストリームをプロキシできます。しかしながら全てのストリームでパス スルー モードが使用されます。Helix Proxy は Windows Media Server から RTSP で配信されるオンデマンド クリップのキャッシュ、およびライブ ストリームのスプリッティングには対応していません。

参考情報:


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